大坂、米国民的番組でナオミ節披露 司会者も“魅了”「まだちょっと現実離れな感じ」
早くも示した新女王の品格、決勝のブーイングは「共感もできる」
決勝の舞台では、劣勢のセリーナが審判の判定に逆上。ラケット破壊や暴言などでペナルティを受けると、セリーナファンで埋まったスタンドからはブーイングも浴びせられた。
「私は少し悲しかった。実際に私に対してブーイングしているのか、期待していた結果に終わらなかったからなのか、分からなかった。そして、私は(ファンに)共感もできるの。私も人生ずっとセリーナのファンだった。観衆もどれだけセリーナに優勝してもらいたいのか分かっていた。私にはよく分からなかったけれど、彼女もすごく感情的になっていたから」
セリーナが暴言を浴びせたカルロス・ラモス審判と3つのペナルティ、そして、アメリカの人気アスリートの敗戦に憤る観衆の心無いブーイングは表彰式でも鳴り響いた。晴れ舞台を台無しにした観衆には海外メディアから批判の声も上がっているが、20歳の若き女王はそれも理解。人間性の高さを示した。
そして、表彰式では観衆に謝罪した大坂。「みんな、あの時に不幸せに見えた。みんなが望んでいたエンディングでもなかった。それは分かっていたの。すごくタフで厳しい試合だった。よく分からないけれど、すごく感情的になって、そこで謝罪しなければいけないと思ったの」と異例の行動についても改めて振り返った。
自身のSNSでは同じ番組に出演したジョコビッチとの2ショットを公開し、話題を呼んでいた大坂。天真爛漫な20歳だが、早くもクイーンの風格も漂わせる米国のお茶の間デビューとなった。
(THE ANSWER編集部)