MLBのプレーオフで飛び出した痛恨ミス…見逃さなかった内野手

　米大リーグは15日（日本時間16日）からリーグ優勝決定シリーズがスタートし、ア・リーグの初戦はレンジャーズが2-0でアストロズを下し先勝した。この中で、2017年にはリーグMVPの経験もあるアストロズのホセ・アルトゥーベが犯した“ミス”を見逃さなかった野手に、称賛の声が集まっている。

　レンジャーズが2点をリードして迎えた8回、アストロズは先頭のアルトゥーベが四球で出塁し、続くブレグマンが左中間へ大きなフライを打ち上げた。これをレンジャーズの左翼手カーターがジャンプして好捕し、二塁へ送球。二塁ベースまで来ていたアルトゥーベは一塁へ戻り、一度は塁審がセーフと判定した。

　ただレンジャーズの二塁手セミエンや三塁手のヤンが、一度は回った二塁を踏まずに戻ったのではないかと指をさしてアピール。ベンチもチャレンジを要求し、ビデオ判定の末にアウト。併殺となった。

　この場面を、レンジャーズが公式X（旧ツイッター）に「7-6-4 ダブルプレー」と題して動画で公開すると、ファンからは「エバン・カーターありがとう！　そして、アルトゥーベが二塁を再度踏まなかったことを見ていたジョッシュ・ヤン、ありがとう！」「リプレイでのセミエンの反応を見てほしい。彼はアルトゥーベがベースを踏んでいないのを見て、すぐにアピールした。(そして二塁審判は見ていなかった…）」と、しっかりアルトゥーベの足元まで見ていた内野手への賛辞が殺到した。

　ファンいわく「間違いなくこの試合最高のプレー」で先勝したレンジャーズ。初の世界一へまずは勢いを呼び込んだ。