大坂なおみ、異例の謝罪インタビューに伊メディアも同情「偉業達成にも関わらず…」
テニスの全米オープンで男女シングルス史上初のグランドスラム制覇を達成した大坂なおみ(日清食品)。しかし、相手の女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)は審判への暴言などで3度のペナルティを受ける荒れた展開となり、表彰式でもブーイングが飛び交う異様な空気となったことは開催国の米国のみならず、他国メディアに続々と波及。優勝した大坂がファンに謝るという異例の事態となったことに対し、イタリアメディアは同情論を展開している。
異様な雰囲気の中の優勝にイタリアメディアは同情論を展開
テニスの全米オープンで男女シングルス史上初のグランドスラム制覇を達成した大坂なおみ(日清食品)。しかし、相手の女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)は審判への暴言などで3度のペナルティを受ける荒れた展開となり、表彰式でもブーイングが飛び交う異様な空気となったことは開催国の米国のみならず、他国メディアに続々と波及。優勝した大坂がファンに謝るという異例の事態となったことに対し、イタリアメディアは同情論を展開している。
試合後のコート上のインタビュー。大坂は「みんながセリーナを応援していたことを知っている。こんな終わり方ですみません」と振り返った。悲願のグランドスラム初Vを遂げた後として異例の光景だった。イタリア紙「ラ・プレッセ」は、荒れた試合となった原因の一つである、セリーナが審判へ詰め寄って「ポイントを奪った」と激高したシーンについて、こう言及している。
「オオサカは何も奪っていない。おそらくセリーナもだ。しかし、セリーナの年齢とこれまでの経験から見ると、今回の審判へ詰め寄るシーンは避けるべきだった」
記事ではこう伝え、2015年シーズンも同じニューヨークで同様のシーンがあったことにも言及。「そして、観客はウィリアムズのために大袈裟にブーイングへ参加した。フラッシング・メドウという場所はこういう所なのだ。セリーナはこの場所をホームと感じており、正しいことすらも納得できないでいる」と厳しい論調を展開している。