「イルガンスポーツ」など韓国各メディアが報じる

　中国・杭州で行われたアジア大会は8日に閉幕した。注目の男子サッカー決勝はパリ五輪世代にあたるU-22代表で臨んだ日本が、U-24で戦った韓国に1-2で敗れ銀メダルに終わった。韓国では、この試合を前に「試合は中立で見ないといけないから」とした、日韓をまたにかけて活動するアイドルの言動が物議を呼んでいる。日刊紙「イルガンスポーツ」など韓国の複数メディアが報じている。

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　今回、注目を集めたのは、韓国の9人組アイドルグループ「ゼロベースワン」のパク・ゴヌク。「イルガンスポーツ」が「アイドルは中立を守らなければ…会社の確認を受けます」という見出しで報じているのは、パク・ゴヌクがサッカー日韓戦前に見せた行動だ。ファンとの交流プラットフォーム上で「あすはサッカーの韓日戦じゃないですか。無条件で見ないと」と、ファンと一緒に観戦する可能性について触れ「会社に一度確認してみます。約束はできません」と続けた。

　その後、7日の日韓戦を前にライブ中継を通じて「きょうはファンと一緒には見られません」。続けて「とにかく韓日戦だから。アイドルは中立を守らないといけないので」としたという。

　さらに「どんな感じかわかるでしょう？　私は韓国人です。韓国人ですが、私を好きだといってくださる全世界のゼロズ（ファン）の方たちがいるから……。理解してくださると信じています」と自身の立場について理解を求めたという。

　これにファンからはさまざまな意見が寄せられた。韓国人なのに、自由な視聴を妨げられるのはおかしいという声や、国内外の人気が重要なグループなのだから、理解できるという反応もあったという。