パリ五輪予選兼ワールドカップ

　バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ（W杯）は7日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同7位スロベニアに3-0でストレート勝ち。来年のパリ五輪出場権を獲得した。試合後、セッターの関田誠大は今年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんのユニホームを着用してインタビューに臨み、涙。日本一丸で掴み取ったパリ行き切符に、同じアジアの中国ファンも称賛と羨望の声を受けている。

　試合後から中国版SNS「ウェイボー」ではさまざまな声が上がった。その一つが「日本男子が今晩、3-0でスロベニアに完勝して、次の試合を待たずにパリ五輪の出場資格を獲得した。選手たちは亡くなった藤井直伸さんのユニホームを掲げて写真を撮っている。関田は彼の3番のユニホームを着て、藤井さんの生前の夢と一緒にパリに行く気持ちを表現していた」というもの。試合後にあった感動の場面は国も関係なく感動した様子だ。

「本当に愛にあふれている。こういう日本の男子バレー、誰が好きにならずにいられるだろう」「藤井の努力とともにパリに行って」「日本の男子バレーは、亡くなった藤井さんのこと、忘れていない」「日本の男子バレー、とっても団結心があって、愛がある」などの声が続々。「中国女子バレーもできなかったことを、日本の男子バレーがやってのけた。龍神は凄い。アジアの光だ！」「羨ましいぞ。中国は男女とも五輪予選を通れなかったのに」と称賛と羨望の声もあった。