バスケ日本監督の言葉に中国ファンが反応 決勝で激闘「敬うべき相手」「メンタルは及ばない」【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会は5日に女子バスケットボール決勝が行われ、日本は惜しくも中国に72-74で敗れた。試合後に恩塚亨監督が語った言葉が中国メディアにも報じられ、「ライバルがいてこそ」「一緒に進歩してほしい」などと同国のファンも反応している。
杭州アジア大会
中国・杭州で行われているアジア大会は5日に女子バスケットボール決勝が行われ、日本は惜しくも中国に72-74で敗れた。試合後に恩塚亨監督が語った言葉が中国メディアにも報じられ、「ライバルがいてこそ」「一緒に進歩してほしい」などと同国のファンも反応している。
最大17点差が付きながらも、日本が猛烈な追い上げを見せた試合。最終クォーター残り13.8秒で林の3ポイントが決まり、一時は72-72と同点になった。最後は中国が勝ち切ったが、現地で見守った中国ファンもヒヤヒヤの展開だった。
中国メディア「ジーボーバ」は、試合後の恩塚監督がパリ五輪ではリベンジを果たしたいとの旨の言葉を語ったと報じた。コメント欄には、中国ファンから様々なコメントが集まっていた。
両国の実力を称えるファンは「日本は敬うべき相手だ。こういうライバルがいてこそ我々も常に警戒をゆるめずにいることができる」「最強のライバルがいるからこそ、最強の自分ができあがる」「中国にとっても、大きな試合に出て初めて強敵にあうのではなく、アジアに日本のようなライバルがいるのはいいことだ。一緒に進歩してほしい」「この日本女子バスケチームは本当に素晴らしい」「日本は強い。中国は李夢、韓旭のどちらか1人でもいなければ、勝てなかった」「日本女子バスケのスリーポイント、速攻は際立っている」などとコメントを寄せていた。
試合中も笑みを浮かべていた恩塚監督の雰囲気に注目する声も。「この監督はいつも笑みで称えていたけれど、ぼーっとしているわけではない。試合であんなに点差が開いていたのに、何回かのタイムで追い付いてきたのだから」「日本は選手もコーチもずっと笑みを浮かべて試合をしていた。そんなことは中国では不可能だ。男子バスケが負けて、女子バスケは負けたらどうなるか分かりすぎるほど分かっていたはずだ。そんな鬱屈した環境で笑みを浮かべていられたらそれこそおかしい」「日本は本当に試合を楽しんでいるんだ。中国はプレッシャーが大きすぎる」「中国は能力はあるが、メンタルはいつも日本に及ばない」などと両軍の違いを感じていたようだ。
中国が世界ランク2位に対し、日本は9位。ただ、東京五輪銀メダルの日本のレベルの高さは中国ファンにも脅威の様子。「差は大きくはない。(リベンジは)可能なことだ」「この言葉は重視すべきだ。もっと若い人材の備蓄に力を入れるべきだ」「今回は勝ったけれど、中国女子は反省して向上させるべき問題が多すぎる」「この言葉、決して適当に言っているわけじゃない」との反応もあれば、「中国女子がミスを出さず、日本女子に3ポイントの機会をあまり与えないようにすれば、日本女子は勝てないよ」「今回は中国女子の主力たちに負傷があったけれど、次に日本とやるときには簡単にやっつけるさ」などといった声もあった。
(THE ANSWER編集部)