エンゼルス怪我人続出だった理由を地元紙が分析 トラウトとレンドンの「2人に帰着する可能性」指摘
「単純にエンゼルスには年齢が上の選手が多い」との指摘も
では、怪我の内容に特徴があるのだろうか。これも選手から否定の声があった。チャド・ウォラックは「それは起こってしまうんだ」と言ったという。「試合に怪我はつきものだ。毎年どのチームでも見られる。他よりも健康的なチームもあるけど、残念ながら怪我は仕方のないことなんだ」と、不可抗力だとの声を上げた。
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記事はさらなる推論として、ロースターに問題があるのではとも指摘している。「一つの理論としては、単純にエンゼルスには年齢が上の選手が多いということ」としたうえで「これら全ての問題は、マイク・トラウトとアンソニー・レンドンという2人に帰着する可能性もある」と、欠場が増えている2人のベテランに言及した。
トラウトは2021年にふくらはぎの負傷で36試合出場にとどまり、昨季も背中を痛め5週間離脱。119試合にしか出場していない。ここでトラウトは、2023年に健康でいられるよう、新しいトレーニング計画を立てるために「多くの人を雇った」のだという。さらにエンゼルスもしっかり休日を与えるようにした。長距離の空路移動の後にプレーして怪我をしたことがあったため、避けるようにしたという。それでも、トラウトは今季有鈎骨を折り、7月からほぼ負傷者リスト入り。82試合出場にとどまった。さらに記事は「リハビリには予想より時間がかかった」と指摘している。
一方のレンドンは、2021年に腰、2022年に手首を手術したのに続き、今季は7月に自打球が左膝に当たり負傷者リスト入り。43試合の出場にとどまっている。記事は「過去3シーズンでトラウトはエンゼルスの試合の49%、レンドンは30%に出場した」と、皮肉めいた書き方をしている。
ミナシアンGMは「私たちにはトラウトもレンドンも必要だ。彼らにもっとプレーしてもらう必要がある。彼らもそれを知っているし、オフに入って来季の準備へ全力を尽くすだろう」と言っている。トラウトもレンドンもまだ契約が残る。来季以降の復活はあるのだろうか。
(THE ANSWER編集部)