福澤達哉氏「パワーよ届け」

　バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ（W杯）は3日、東京・代々木第一体育館で世界ランク5位の日本がチュニジアと対戦する。1日のエジプト戦に2-3で敗れて1勝1敗。五輪出場権獲得へ負けられない状況となる中、元日本代表の福澤達哉氏が粋なエールを発信。ファンから「大好きなシーンです」「この時のプレーずっと忘れない」などとコメントが集まった。

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　日本は初戦のフィンランド戦に3-2で勝利したものの、エジプトには前日同様2セットを連取しながら逆転負け。8チーム中2チームにパリ五輪の出場権が与えられる条件の中、痛い黒星を喫した。

　そんな中、福澤氏はインスタグラムで粋なエールを送った。「The best is yet to come. Here we go!!」の英文から始まる投稿。写真は、今年3月に胃がんのため亡くなった元日本代表・藤井直伸さんの試合中の画像だった。

　2019年のW杯バレー。フルセットの激闘となったエジプト戦は最終セットも終盤までもつれる展開に。13-12と日本リードで迎えた場面で、見事なブロックポイントを決めたのが藤井さんだった。強烈なスパイクをシャットアウト。手を広げた状態で右手を挙げ、どうだといわんばかりの表情。マッチポイントとなり、場内は大歓声に包まれた。最後は日本が15-13で制し、この試合をものにした。

　この試合でともにコートに立っていた福澤氏は、ブロックを決めた場面の藤井さんの写真を投稿した。ハッシュタグ付の文面で「さぁここから　逆境でこそ真価が問われる　全力応援　逆境に強い男
　藤井直伸　この状況でも楽しんでるやろうな　パワーよ届け　心はひとつ」などと記した。

　コメント欄にファンからは「きっとコートで一緒に見守っていますよ！」「藤井さん、パワーをお願いします」「藤井さんは絶対みんなの近くに居てくれてる」「この時のプレーずっと忘れないです！」「日本の強さはこんなもんじゃない」「大好きなシーンです」「逆境こそ強いのが龍神NIPPONですよね」などと反響が寄せられていた。