平野美宇は「狼」も V逸中国監督は余裕強調「パニックになる理由ではない!」
卓球のアジア選手権(中国・無錫)で日本勢21年ぶりとなる優勝を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。準々決勝から世界ランク1、2、5位の中国勢を完全アウェーの中で次々撃破し、卓球王国に衝撃を与えた。しかし、中国代表の孔令輝ヘッドコーチは「一匹の狼がやってきただけだ」と余裕の構えを見せしている。ドイツの卓球専門サイト「my Tischtennis」が伝えた。
屈辱3連敗でアジアV逸、孔令輝ヘッドは平然「注意警報くらいの受け止め方」
卓球のアジア選手権(中国・無錫)で日本勢21年ぶりとなる優勝を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。準々決勝から世界ランク1、2、5位の中国勢を完全アウェーの中で次々撃破し、卓球王国に衝撃を与えた。しかし、中国代表の孔令輝ヘッドコーチは「一匹の狼がやってきただけだ」と余裕の構えを見せしている。ドイツの卓球専門サイト「my Tischtennis」が伝えた。
世界ランク11位の平野は、準々決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、準決勝では前回覇者で同2位・朱雨玲、決勝では同5位の陳夢と格上の中国勢から3戦続けて金星をマーク。1月に史上最年少で全日本女王となった17歳は、またも史上最年少でアジア女王に輝いた。
世界の卓球界を牽引する中国の牙城を崩す結果となったが、記事でインタビューに応えている孔令輝ヘッドコーチは「パニックになる必要はない」と述べている。
「あの敗戦は間違いなく手痛いものだった」とした一方、「しかし、我々はポジティブな面も感じている。『狼が迫ってきている』という注意を受けたわけだ。そして、いまだ日本チームに対しては大きなリードをしている。たとえ狼が現れても、パニックになる必要はない。注意警報、くらいの受け止め方だ」と語っている。
日本に新星が現れたとしても、あくまでも中国の優位は変わらないという考えのようだ。