世界国別対抗戦、女子SP首位はメドベージェワ、男子SPに羽生＆宇野登場

　フィギュアスケートの世界国別対抗戦が20日、代々木第一体育館で開幕し、女子シングルのショートプログラム（SP）で日本に三原舞依（神戸ポートアイランドク）が自己ベストを更新する72.10点で3位、樋口新葉（日本女学館高）も自己ベスト更新の71.41点で5位と好位置につけた。世界女王、エフゲーニャ・メドベージェワ（ロシア）が80.85点で首位に立った。

　第1グループの第6滑走で登場した樋口はミスなく滑り、演技後には右手でガッツポーズを作って笑みをこぼした。自己最高得点71.41点を叩き出すと、続く第1滑走で登場した三原も完璧な演技で72.10点。ともに初の70点超となったが、樋口を上回り、この時点で首位に立った。その後、メドベージェワなどに抜かれたが、三原が3位、樋口が5位につけた。

　すでに行われたアイスダンスでは日本の村元哉中、クリス・リード組はショートダンスで5位。この後に行われる男子シングルは世界選手権1位の羽生結弦（ANA）と同2位の宇野昌磨（中京大）が出場するが、3大会ぶりの優勝へ女子がまずは弾みをつけた。

　女子シングルSPの結果は以下の通り。

1位　エフゲーニャ・メドベージェワ（ロシア）80.85点　
2位　エレーナ・ラジオノワ（ロシア）72.21点
3位　三原舞依（日本）72.10点　
4位　ガブリエル・デールマン（カナダ）71.74点　
5位　樋口新葉（日本）71.41点　
6位　アシュリー・ワグナー（アメリカ）70.75点
7位　李香凝（中国）63.81点　
8位　カレン・チェン（アメリカ）60.33点　
9位　李子君（中国）59.76点　
10位　アレイン・チャートランド（カナダ）59.13点　
11位　ローリン・レカヴェリエ（フランス）54.15点　
12位　マエ・ベレニス・メイテ（フランス）49.11点

【了】

ジ・アンサー編集部●文　text by The Answer