原英莉花、3年ぶりメジャー優勝へ単独首位浮上「自分でも驚き」 2位菊地絵理香と1打差で最終日へ
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンは30日、福井・芦原GC海C(6528ヤード、パー72)で3日目が行われた。メジャー初制覇を目指す菊地絵理香(ミネベアミツミ)と、2020年に今大会を制している原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が首位争いを演じた。原が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算11アンダーの単独首位に。菊地は3バーディー、3ボギーの72で、10アンダーの1打差2位で最終日を迎える。古江彩佳(富士通)が7アンダーの3位。
国内メジャー・日本女子オープン第3日
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンは30日、福井・芦原GC海C(6528ヤード、パー72)で3日目が行われた。メジャー初制覇を目指す菊地絵理香(ミネベアミツミ)と、2020年に今大会を制している原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が首位争いを演じた。原が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算11アンダーの単独首位に。菊地は3バーディー、3ボギーの72で、10アンダーの1打差2位で最終日を迎える。古江彩佳(富士通)が7アンダーの3位。
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2日目に大会18ホール最少スコアの「64」をマークした菊地が10アンダーの首位、原が3打差の2位で迎えたこの日。原は出だし1番パー5で幸先よくバーディーを奪取。3番、5番でもスコアを伸ばした。7番パー3でボギーを叩くも、8番パー4では距離のあるバーディーパットを沈めてギャラリーの歓声を浴びた。
一方の菊地は2番パー4でこの日最初のバーディーを奪ったが、6番パー4でボギー。スコアを伸ばせず原に並ばれて前半を折り返した。後半、難度の高い14番パー4の第2打でピンそば1メートルにつける好ショット。再び単独首位に立ったが、15番パー5で今度は原が上りのやや距離あるバーディーパットを沈めガッツポーズ。譲らず11アンダーでまたも並んだ。
16番パー4で菊地がピンチを迎える。第2打がグリーンをオーバーし、ボールは崖下の深い茂みへ。3打目でグリーンに乗せられずボギーとなった。原も2打目でグリーンを外し、パーパットが決まらなかった。ともに10アンダーで迎えた最終18番パー5で、菊地はパー。2オンを狙った原はバンカーに入れてしまうも、長いバーディーパットを沈めて単独首位に。ガッツポーズを作り、ギャラリーから歓声を浴びた。
原はホールアウト後のTVインタビューで「苦しい展開も多かったけれど、運もよかった」と安堵。パッティングの調子がよく「良い流れでプレーできた。(パッティングは)本当に、はい(笑)。自分でも驚くくらい、前半はいいプレーができた」と笑顔も見せた。「(優勝は)獲りたい気持ちもあるし、久しぶりの優勝争い。自分を信じていいプレーができれば」と最終日へ向けて意気込んだ。
ベテランの菊地はツアー通算6勝を誇るが、国内メジャー優勝なら自身初。一方の原は20年に日本女子オープン、JLPGAツアー選手権リコーカップと国内メジャー2勝をマークしている。優勝なら21年11月の大王製紙エリエールレディス以来、ツアー5勝目となる。
(THE ANSWER編集部)