女子1万mで2位選手が転倒→棄権、暑さ&湿度影響か 銀メダル廣中璃梨佳も「帽子が蒸れて蒸れて…」【アジア大会】
杭州アジア大会は29日、女子1万メートル決勝が行われ、廣中璃梨佳が31分50秒74で銀メダルを獲得した。雨の影響もあり高い湿度の条件で行われた中、廣中とともに上位を走っていたB.E.レビトゥ(バーレーン)が7400メートル手前で転倒。棄権するハプニングがあった。
7400メートル手前でバーレーン選手にハプニング
杭州アジア大会は29日、女子1万メートル決勝が行われ、廣中璃梨佳が31分50秒74で銀メダルを獲得した。雨の影響もあり高い湿度の条件で行われた中、廣中とともに上位を走っていたB.E.レビトゥ(バーレーン)が7400メートル手前で転倒。棄権するハプニングがあった。
8人で行われたレースはバーレーンのモトシオ、レビトゥ、廣中の3人に上位は絞られたが、厳しいコンディションで消耗の激しいレースに。7400メートル手前で3番手を走っていた廣中が追い上げ、レビトゥを一気に抜いた直後、レビトゥは崩れるようにしてトラックに仰向けに倒れ込んだ。接触はなかったとみられ、一度は立ち上がって走り始めたものの、すぐに棄権。担架もトラックに運び込まれた。
レースはモトシオが優勝。銀メダルとなった廣中は「思ったより湿度が高くて、給水を取る回数が後半にかけて何度も増えた。この気候なのでなんとも言えないけど、食らいついて最後まで走れたのは良かったと思う。金メダルが欲しかった分、悔しいけど、5000メートルもあるので頑張りたい」と語った。
終盤で帽子を外したことについては「切り替えというより、もう蒸れて蒸れてしょうがなくて。今日は(帽子を)するかどうかも迷ったくらい。雨が降っていたので、視界を保つために被りました」と暑さと湿度による影響を証言した。
(THE ANSWER編集部)