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ついに中国卓球界が「真剣に研究すべき」と名指しした日本の逸材「伊藤美誠に代わる新たな脅威か」

杭州アジア大会に出場している卓球女子日本代表の15歳・張本美和に王国・中国からの注目が高まっている。26日に行われた女子団体決勝で日本は中国に敗れたものの、張本は世界ランク3位の王曼昱に対し、1ゲームを奪取するなど苦しめた。中国のレジェンドや地元メディアからは「張本について真剣に研究すべきだ」「伊藤美誠に代わる新たな脅威になるか」との声が上がっている。

女子団体決勝に出場した張本美和【写真:Getty Images】
女子団体決勝に出場した張本美和【写真:Getty Images】

アジア大会で高まる15歳・張本美和への注目

 杭州アジア大会に出場している卓球女子日本代表の15歳・張本美和に王国・中国からの注目が高まっている。26日に行われた女子団体決勝で日本は中国に敗れたものの、張本は世界ランク3位の王曼昱に対し、1ゲームを奪取するなど苦しめた。中国のレジェンドや地元メディアからは「張本について真剣に研究すべきだ」「伊藤美誠に代わる新たな脅威になるか」との声が上がっている。

 中国メディア「中華網」は、五輪2連覇など世界大会を数々制している女傑・トウ亜萍が中国版SNS「WEIBO(ウェイボー)」を通じて発信したコメントを紹介。日中頂上決戦について「今回の決勝は頂上決戦だった。日中の卓球チームは今の世界の最高水準の2チームだ。アジアではなく、全世界の最高水準だ。試合のプロセスを見ると、日本チームは間違いなく中国に少なからぬ困難をもたらした」と総括した。

 その上で「中国は3-0で日本を破ったが、試合を見たファンなら分かるだろう。手はうっかりすれば最終ゲームまで戦うことになっただろうし、陳夢は最終ゲームで踏み込まれれば間違いなく負けていた。王は気持ちの強さが不十分だったら、やはり張本にひどい目にあわされただろう」とし、特に「張本について真剣に研究すべきだ」と中国卓球界に警鐘を鳴らした。

「彼女はまだ15歳だが、試合を見ると、その技術、打法は、フォアハンド、バックハンドの応用やサーブも含めて全体的に大変に新鮮なものだし、変化がある」と15歳とは思えない非凡なセンスを称賛。「私は、この選手についてはしっかり注意すべきだと思う。特に彼女の変化に気を付けるべきだ。中国にとっては必ず衝撃となる」と将来を見据え、早くも対策に乗り出すべきと訴えた。

 また、中国メディア「新浪新聞」も「張本美和、打ち負かされるも全会場に衝撃を与える! 伊藤美誠にかわって中国卓球の新たな脅威になるか」と特集。「王との試合で非常に素晴らしいパフォーマンスを見せた。その技術と戦術は試合で王に抑えられたが、サーブで苦しめていた」「試合には負けたが、彼女はわずか15歳ながら、アジア大会で自分の実力と潜在力を見せたのだ。全体的に見て、この試合は大変素晴らしい対決だった」としており、警戒感を強めている。

(THE ANSWER編集部)


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