球史に残る「40発70盗塁」に意外な物言い セレモニーで試合停止に敵軍実況が噛みつく「かなり非常識だ」
米大リーグ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が27日(日本時間28日)に行われたカブス戦で今季70個目の盗塁を成功させ、史上初となる「40本塁打、70盗塁」の偉業を達成した。この際に、場内からの大声援にアクーニャJr.が応え、記念のベースを引き抜くというセレモニーでプレーがストップ。これに相手チームのカブス側の放送局から“物言い”がつけられたが、米ファンからは「愚か者」など批判の声が上がっている。
ブレーブスのアクーニャJr.がメジャー史上初の大記録…歓喜の場内に“物言い”
米大リーグ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が27日(日本時間28日)に行われたカブス戦で今季70個目の盗塁を成功させ、史上初となる「40本塁打、70盗塁」の偉業を達成した。この際に、場内からの大声援にアクーニャJr.が応え、記念のベースを引き抜くというセレモニーでプレーがストップ。これに相手チームのカブス側の放送局から“物言い”がつけられたが、米ファンからは「愚か者」など批判の声が上がっている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
5-5で迎えた延長10回、1死からアクーニャJr.は右前打で出塁すると、続くアルビーズの打席で二盗を決めた。これが節目の70個目。場内からは大声援があがり、両手を上げて応えるアクーニャJr.は、さらにベースを引き抜いて掲げるとポーズをとった。
メジャー初めての大偉業だけに、誰もが喜んだ…と思いきや、異議を唱えたのがカブス側の放送席だ。米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」がX(旧ツイッター)で伝えている。
米イリノイ州の地元局「マーキー・スポーツ」は、実況のジョン・シアンビ氏が「ハイライトモンタージュのために本当に試合を止めるのか?」と問いかけると、解説のジム・デシェイズ氏も「試合後にベースを手にする形にできないか? これはかなり非常識だ。とんでもない偉業だが……」と呼応。再び実況が「全くです。でもハイライトモンタージュのために試合を止めるなんてできません」と伝えた。これには米ファンから賛否の声が上がっている。
「実況に対する恥」
「野球は楽しむためのもの。スポーツのファンならこの瞬間を味わえよ」
「チームがプレーオフ争いで停滞しているからこんな反応をするんだな」
「40/70で、しかも彼は(本拠地の)アトランタでやったんだぞ……冗談はやめろよ(笑)」
「黙ってろカブス」
「愚か者が2人カブスの放送席にいる」
こうしたカブス放送席を批判する言葉が多い一方で「これは本当に馬鹿げている。同点の延長戦で、プレーオフもかかっているんだぞ」「まさしく正しい見解じゃないか? こんなことするなんてブレーブスは本当に馬鹿げている」と、発言を支持するものも。実際カブスは、この直後に5-6でサヨナラ負けを喫している。
(THE ANSWER編集部)