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鈴木誠也の痛恨エラーで敗戦投手になった同僚「みんな彼の味方だ」 監督も先発も落球をかばう

米大リーグ・カブスは26日(日本時間27日)の敵地ブレーブス戦に6-7で敗れた。8回に右翼を守っていた鈴木誠也が逆転を許す痛恨のタイムリーエラー。勝敗に直結する落球で、プレーオフ進出を目指すチームには痛い黒星がついてしまったが、9月の打棒爆発を間近で見てきた自軍の監督、同僚からは鈴木をかばう温かい言葉が出ている。

敵地ブレーブス戦で守備に就くカブスの鈴木誠也【写真:Getty Images】
敵地ブレーブス戦で守備に就くカブスの鈴木誠也【写真:Getty Images】

ブレーブス戦、鈴木の落球でカブスが逆転負け

 米大リーグ・カブスは26日(日本時間27日)の敵地ブレーブス戦に6-7で敗れた。8回に右翼を守っていた鈴木誠也が逆転を許す痛恨のタイムリーエラー。勝敗に直結する落球で、プレーオフ進出を目指すチームには痛い黒星がついてしまったが、9月の打棒爆発を間近で見てきた自軍の監督、同僚からは鈴木をかばう温かい言葉が出ている。


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 カブス1点リードの8回だった。2死二、三塁から打者マーフィーが平凡なライトフライを打ち上げ、鈴木は中堅手を制しながら落下点に入った。しかし、差し出したグラブをすり抜け、ボールは無情にもグラウンドに落ちた。2者生還でブレーブスが7-6と逆転。痛恨の落球に鈴木は膝を地面につき、無念の表情を浮かべた。

 カブスはワイルドカード争いの中で痛い1敗に。しかし、鈴木の失策を咎めるものはいなかった。MLB公式サイトでは「『私たちはみんな彼をサポートする』:試合終盤のエラーについて、カブスはスズキを擁護」との題で記事が掲載され、デビッド・ロス監督や同僚たちのコメントが紹介された。

 ロス監督は「セイヤはここ1か月半、攻撃面で私たちを支え続けてくれている」と貢献ぶりを強調。鈴木はこの試合でも2点適時三塁打を放つなど5打数2安打2打点をマーク。9月は打率.375、7本塁打、22打点、OPS1.162を記録しており、カブス打線を引っ張ってきた。同監督は「1つのミスを強調することはしない。他にももっと得点できる場面があった」ともかばった。

 さらにこの試合で6回途中6安打3失点だった先発投手ジャスティン・スティールも「彼がいなければ、私たちはここにいなかった」とコメント。「みんながすでに彼のことを励ましている。それが私たちのチームだ。私たちはそのことについて心配していない。違った方向に行って、違った結果になったかもしれないことが試合の中では複数起こるもの。だから、みんなが彼の味方だ」と責める様子は全くない。

 この失策により自責点0で敗戦投手となったドリュー・スマイリー投手も「セイヤはここ1か月丸々、リーグで最高の打者1人だった。彼はチームを支え続けている。私たちはみんな彼をサポートするし、彼の味方だ」と話したという。カブスは残り5試合でワイルドカード圏内にいるが、残り6試合のマーリンズが0.5ゲーム差で迫っている。

(THE ANSWER編集部)

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