44本打った大谷翔平の今季No.1本塁打はどれ? 川上憲伸が選出、真ん中なのに「わざわざ逆方向に」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、4日(日本時間5日)のオリオールズ戦前に脇腹を痛めるまで、今季野手としては135試合で44本塁打の成績を残した。日本人初のメジャー本塁打王がはっきりと見えてきている中、中日やブレーブスでプレーした川上憲伸氏が「ベスト本塁打」を選定。その理由を語った。
レンジャーズ戦、左腕のスミスから打った左中間への特大弾
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、4日(日本時間5日)のオリオールズ戦前に脇腹を痛めるまで、今季野手としては135試合で44本塁打の成績を残した。日本人初のメジャー本塁打王がはっきりと見えてきている中、中日やブレーブスでプレーした川上憲伸氏が「ベスト本塁打」を選定。その理由を語った。
選出したのは、6月14日(同15日)のレンジャーズ戦で放った21号だ。9回1死二塁、左腕のウィル・スミスの2球目、94.1マイル(約151.4キロ)の直球を、左中間スタンドの2階席へ運んだ。引っ張りではないにもかかわらず、飛距離453フィート(138.07メートル)という特大の一撃だった。
ABEMA公式(旧ツイッター)で紹介された動画内で、川上氏は今季の大谷の変化を「途中くらいから、いい意味で強引に、完全本塁打狙いのスイングが目立つようになってきた。すっきりした空間でボールを見る感じなのに、インパクトの瞬間が昨年より強引。ギャップがいいな」と表現する。
その中でもこの21号は「左投手からわざわざ真ん中の球を逆方向に打った」と、投手目線からの“ダメージの大きさ”がすさまじかったのだという。
「投手からするとやられた感のある打球です。引っ張れば引っ張れるのにわざわざ逆方向へ打っている。そして打ってからちょんとバットを投げる」。さらに「そんなバッター見たことないですけどね」と続けた。
今季、もうプレーすることはないが、来季の大谷はどこのユニホームを着て、どんな驚きを与えてくれるだろうか。
(THE ANSWER編集部)