杭州アジア大会、テニス男子シングルス

　杭州アジア大会のテニス男子シングルスで、敗れた韓国選手がラケットを破壊し、対戦相手との握手も拒否したと海外メディアに報じられている。映像を見た海外ファンも「敬意を欠いている」「冷静になれ」などと非難の声を上げるなど、波紋が広がっている。

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　25日に行われた男子シングルス2回戦。1-2で敗れた韓国のクォン・スンウは、手にしていたラケットを激しくコート、ベンチに叩きつけた。観客が見守る中だったが、お構いなし。ラケットはぐにゃりと曲がって使えなくなってしまった。勝利したカシディット・サムレジ（タイ）が歩み寄るも、係員の誘導を優先したクォンは握手することなく会場を去った。

　このシーンは香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が「韓国はアジア大会でまたもや恥ずべき論争に巻き込まれた」「サムレジが歩み寄って握手を求めるも、クォンは一瞥もせずに無視」などと報じていたが、中国局「フェニックス・テレビジョン」のニュース専門X（旧ツイッター）は動画を公開。「クォンは月曜日、アジア大会のテニス男子シングルスでサムレジに1-2で敗れた後に、握手を拒否しラケットを叩きつけて強い不満を示した」と報じた。

　海外ファンからは「敬意を欠いている」「冷静になれ」「これは良いスポーツマンシップじゃないな」などと非難の声が上がっていた。「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「韓国代表団にとっては、日曜日に柔道のイ・ヘギョンが失格になってから2日間で2度目の不快な出来事となった」と、非スポーツマン行為による反則で敗れた24日の女子柔道48キロ級での出来事も合わせて報じていた。