卓球韓国女子が「15歳の日本の神童にも敗れた」 母国メディア嘆き、19歳エースとの差が「あまりに重い」【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会で25日、卓球女子団体の準決勝が行われ、日本が3-1で韓国を破り決勝へ進んだ。敗れた側の韓国メディアからは「15歳の神童に敗れた」と驚く声が上がる一方で、代表の問題点から「満足するしかない」という指摘もある。
杭州アジア大会、卓球女子団体準決勝は日本が3-1で勝利
中国・杭州で行われているアジア大会で25日、卓球女子団体の準決勝が行われ、日本が3-1で韓国を破り決勝へ進んだ。敗れた側の韓国メディアからは「15歳の神童に敗れた」と驚く声が上がる一方で、代表の問題点から「満足するしかない」という指摘もある。
1番手は19歳の世界ランキング8位、シン・ユビンと同9位の早田ひな(日本生命)というエース同士の対戦。早田が3-0のストレート勝ちで好発進した。2番手のチョン・ジヒは平野美宇(木下グループ)に3-2で勝利したものの、3番手の36歳のベテラン、ソ・ヒョウォンは15歳の張本美和(木下アカデミー)に0-3で敗れた。4番手ではシン・ユビンと平野が対戦し1-3。日本は中国との決勝へ進み、韓国は銅メダルが確定した。
韓国メディア「スポーツソウル」はこの結果を「15歳の日本の神童にも敗れた韓国」という見出しで伝えている。一方で「銅メダルに満足した」とも。韓国は1990年に北京で行われたアジア大会を最後に、決勝進出もないためだ。
ただ選手の受け止め方は少し違うようで、韓国の放送局「SBS」はシン・ユビンが取材を受けるミックスゾーンで涙を浮かべていたと紹介。「お姉さん、ごめんなさい」という見出しで紹介している。
記事は、シン・ユビンが「対戦成績で圧倒していた平野に敗れたのは特に痛かった」とする一方で、シン・ユビンが若くしてエースの役割を背負わされていることに言及。「卓球の団体戦で、若い選手はいくら実力があっても1、2番手に比べ負担が少なく、1試合だけ戦えばいい3番手を任せるのが一般的だ」として、そのセオリー通りに3番手で登場した15歳・張本と比較している。
さらに「あまりにも早く、重い荷物を背負ったシン・ユビンだが、36歳のソ・ヒョウォンとの間の年齢の選手で、代表チームのエースとして活躍する技量を備えた選手がいない」と代表チームの問題点を指摘している。
(THE ANSWER編集部)