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卓球日本男子が敗れる「アジア大会最大の番狂わせ」 ライバル中国メディア驚き「イランの魔法が…」

杭州アジア大会は24日に行われた卓球の男子団体準々決勝で世界ランク3位・日本は同27位のイランに0-3のストレートで敗れる波乱が起きた。日本のライバル、地元・中国メディアも「アジア大会開幕以来最大の番狂わせ」と驚きをもって伝えた。

杭州アジア大会に出場している張本智和【写真:Getty Images】
杭州アジア大会に出場している張本智和【写真:Getty Images】

杭州アジア大会

 杭州アジア大会は24日に行われた卓球の男子団体準々決勝で世界ランク3位・日本は同27位のイランに0-3のストレートで敗れる波乱が起きた。日本のライバル、地元・中国メディアも「アジア大会開幕以来最大の番狂わせ」と驚きをもって伝えた。

 第1試合に登場したエース・張本智和がフルゲームの末に落とすと、戸上隼輔、吉村真晴も接戦で敗れた。次第にイランを後押しする会場の空気になり、優勝を目指していた日本にとっては、まさかの結末に。地元・中国メディアもこの試合について報じ、「澎湃新聞」は「伝統的の強豪国・日本男子が0-3でイランに敗れ、ベスト8にとどまるというアジア大会開幕以来最大の番狂わせが生じた」と伝えた。

「今回のアジア大会に主力チームで臨み、オリンピックチームの強化を目指した日本だったが、思いもかけず、準々決勝でイランの頑強な抵抗に行く手を阻まれた」と言及。一方で「ランキング上位の張本、戸上、吉村に対し、イランは素晴らしい実力と強い意志を示した。3試合いずれも最終ゲームまで戦ったが、最後に笑ったのはイランだった」とイランの粘り勝ちを称えた。

「澎湃新聞」はさらに「卓球男子団体で日本を破ったイラン人には『魔法の秘策』あり」と題した記事も掲載。得点のたびに走り回るイラン代表選手のルーティーンや変化をつけた特徴的なサーブなどを紹介しながら「イランはついに夢、幻のような勝利を手にした」「イランにとって、勝利につながった本当の魔法は、強い相手や苦境に直面したときの粘り強さ、諦めない姿勢だったかもしれない」と称賛した。

 東京五輪混合ダブルス金メダリストの水谷隼氏も自身のX(旧ツイッター)で「イランが日本に勝つのって日本が中国に勝つより奇跡なことです。ことでした」と投稿していた波乱は、中国メディアにとっても驚きだったようだ。

(THE ANSWER編集部)


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