F1マクラーレンの来季リザーブドライバーに起用

　自動車レースのF1第17戦、日本グランプリは24日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）の今季13勝目で幕を閉じた。日本人ドライバーの角田裕毅（アルファタウリ）は9番グリッドからのスタートで12位フィニッシュと惜しくもポイント獲得には届かなかったが、母国GPで存在感を見せた。そんな中で、角田に続く日本人ドライバーの“抜擢”が話題に。来季、名門マクラーレンのリザーブドライバーに抜擢された29歳の平川亮は自身のSNSでファンにお披露目されたシーンの動画を公開すると、日本人ファンから激励の言葉が寄せられている。

　オレンジに染まった。日が暮れたスタンドに集まったファンが振るオレンジのペンライト。マクラーレンはチームカラーをフルに使った演出で一人の日本人ドライバーを迎えた。チームは22日、昨年のル・マン24時間耐久レースで総合優勝を果たした平川を2024年のリザーブドライバーに起用することを発表。マクラーレンのポロシャツを着た平川がファンにお披露目された。はにかんだ表情ながらも真っすぐ前を見た平川。ファンの声援に手を振って応えた。

　平川は自身のX（旧ツイッター）で動画を公開。「ファンの皆さんに温かく迎え入れてくださり感謝です」とつづった。これには日本人ファンも感激。「TGRの平川亮から世界の平川亮になった瞬間になるのかなぁ」「オレンジが似合うぞ！」「トヨタ参戦の布石でありましょうか」「サードと言わずに目指すはレギュラーのシートをつかみとれ！」「正ドライバー目指して頑張って下さい！」「ライブかと思いました」といったコメントが集まっている。

　昨年からTOYOTA GAZOO Racingの一員として参加し、昨年のル・マンで総合優勝した平川。連覇を狙った今季は最終ラップまで首位を猛追し、実力を示した。