またも被害者生んだペレスのイン突き F1日本GPで接触受けたマグヌッセンは辛辣「やけくそな動き」
自動車レースのF1第17戦、日本グランプリは24日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季13勝目を挙げた。レース序盤、セルヒオ・ぺレス(レッドブル)が前を行くケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンに接触。コース外に押し出す形となった。ファンから辛辣な声が寄せられる中、被害を受けたマグヌッセンはペレスのドライビングについて「やけくそな動きだった」とレース後に語った。英専門メディアが伝えている。
F1日本GP決勝
自動車レースのF1第17戦、日本グランプリは24日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季13勝目を挙げた。レース序盤、セルヒオ・ぺレス(レッドブル)が前を行くケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンに接触。コース外に押し出す形となった。ファンから辛辣な声が寄せられる中、被害を受けたマグヌッセンはペレスのドライビングについて「やけくそな動きだった」とレース後に語った。英専門メディアが伝えている。
無念のアクシデントだった。予選は5番手だったペレス。この日はカーブで先を行くマグヌッセンをインから抜きにかかったが、強引すぎたのか接触した。マグヌッセンのマシンは押し出される形でスピン。一方、ペレスもマシンにダメージを負ったようで、最終的にリタイアした。前戦のシンガポールGPでは、角田、アルボンと接触していたペレスには海外だけでなく日本のファンからの厳しい声が上がったが、“被害者”であるマグヌッセンも同じ意見だったようだ。
英専門メディア「プラネットF1」は「ケビン・マグヌッセンはセルジオ・ペレスの捨て身のオーバーテイクがどのように彼のレースを台無しにしたか、を語った」との見出しで記事を掲載。「15位でフィニッシュした後、レースを総括してマグヌッセンはペレスの動きをあまりにも楽観的すぎると思ったという」と記し「リアタイヤをぶつけられた。それはかなり、やけくそな動きだった」というマグヌッセンのコメントも紹介した。
さらにマグヌッセンは「でもそのせいでスピンしてしまった。そしてピットインを余儀なくされたが、それは2ストップ戦略の予定と、タイヤのデグラデーションの程度を考えてもまだ早すぎた」とチーム戦略に狂いが生じたことを指摘し、「だからその時点でピットインを余儀なくされたことで状況はもっと悪くなった。スリーストップをしたくなかったか、というと、それも上手くいかなかったと思う」と状況の改善に至らなかったことを説明した。
最終的にはペレスもリタイアし、ハースのチーム戦略ともども水泡に帰した日本GP。マグヌッセンは「(あの接触で)我々のレースと、彼(ペレス)のレースも終わってしまった。そういう嫌なことも起こることはあるけどね」と語っている。
(THE ANSWER編集部)