2週連続V、岩井明愛から消えた「追いつかなきゃ」の焦り 双子の妹・千怜を追った昨季から変化
女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは24日、宮城・利府GC(6569ヤード、パー72)で最終日が行われた。21歳の岩井明愛(Honda)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算13アンダーで2週連続の完全優勝を達成。史上4人目の快挙となった。優勝会見では「最高にうれしい」と笑顔。双子の妹・千怜も昨季2週連続Vを経験しており、史上初の双子姉妹による達成となった。「お互い歴史に残るような結果を残せてよかった」と喜んだ。
ツアー通算3勝目、2週連続完全Vはイ・ボミらに続く4人目
女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは24日、宮城・利府GC(6569ヤード、パー72)で最終日が行われた。21歳の岩井明愛(Honda)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算13アンダーで2週連続の完全優勝を達成。史上4人目の快挙となった。優勝会見では「最高にうれしい」と笑顔。双子の妹・千怜も昨季2週連続Vを経験しており、史上初の双子姉妹による達成となった。「お互い歴史に残るような結果を残せてよかった」と喜んだ。
2週続けて一度も首位を譲らなかった。2打差首位で出たこの日、岩井は6番パー4で最初のバーディーを奪取するも、7番パー3でボギーを叩いてしまう。しかし8番パー5で会心のイーグルが飛び出した。2オンに成功したが、14メートルの距離が残ったイーグルトライ。しっかりとラインを読み切ってロングパットを沈め、ギャラリーをどよめかせた。
これで抜け出した岩井。後半11番パー3でボギーを叩くも、14番パー5で2オンを逃しながらきっちりバーディーを奪取。15番パー3はグリーンを外すも、絶妙なアプローチからパーで凌いだ。16番パー4のバーディーパットは長い距離が残ったが、見事に沈めてスコアを伸ばした。最終18番でウイニングパットを決めるとガッツポーズ。グリーン脇で祝福に来た千怜とハグを交わした。
前週の住友生命Vitalityレディス 東海クラシックに続き、2週連続の完全V。2015年イ・ボミ、18年の申ジエ、19年の鈴木愛ら名選手に続き、史上4人目の快挙となった。大会初日の22日が祖母の誕生日。「誕生日の週に優勝して、いいプレゼントをあげられた」と喜んだ。
これがツアー3勝目。通算4勝をマークしている妹・千怜とは1勝差になった。「昨年は追いつかなきゃという気持ちがあった。今年1勝して、焦りがなくなってきた。それが2勝目、3勝目に繋がったと思う」。千怜は昨季2週連続優勝を経験しており、双子姉妹の達成は初の快挙になった。「いつか自分もやりたいという気持ちがあった。お互い歴史に残るような結果を残せたので良かった」と明るく振り返った。
残り10試合。メルセデス・ランキングは現在3位だが、優勝で200ポイントを加算してトップの申ジエに111.15ポイント差と迫った。初の年間女王も狙える位置だが「今はあまり正直気にしていない」とまだ意識にはない。「攻めるプレーが自分の強み。そこは続けていきたい。ドライバーはもう体力のある限り振っていきたい」。時には直ドラを披露する21歳。積極果敢にシーズンを戦い抜く。
(THE ANSWER編集部)