国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン

　女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは23日、宮城・利府GC（6569ヤード、パー72）で2日目が行われた。首位と5打差の20位から出た勝みなみ（明治安田生命）は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダー。6位に浮上した。勝負の最終日に向け「『アレ』を目指して頑張ります」と阪神ファンらしく宣言した。

　今季から米ツアーを主戦場とする勝。8月のCATレディース以来となる国内ツアーでもしっかり上位を争っている。この日は前半スコアを伸ばすことができなかったが、11番パー3から3連続バーディー。いずれも5メートル前後のパットを沈め、16番パー4でも2打目でグリーンオン。4メートルのバーディーパットを沈めた。

　パッティングは「大分いい感じになってきている。昨日の後半くらいからすごくよくなった」と手ごたえを掴んでいる様子。「米ツアーも日本ツアーと同じ感じでやっている。日本ツアーは友達もいるのでいろいろな話もできるし、そういう面で違いはありますけど、プレーではゴルフ場の中に入っちゃえば一緒」と日米の違いに戸惑いはない。

　米ツアーを経験し、「好きになりましたね。上手くいかないこと、苦しいこともありますけど、それって伸びしろがあるってこと。苦しいけどまだまだいけると思うと、来てよかったなと。これからもっと、どうなるんだろうと想像が広がったり、いろいろ楽しく過ごせてます」と充実感を漂わせる。

　首位の岩井明愛とは4打差。「上位で迎えられるというのも幸せなことなので、幸せをかみしめて『アレ』を目指して頑張ります」と、セ・リーグ優勝を掴んだ阪神にあやかって意気込んだ。