バスケ日本代表ホーバス監督、八村塁に関する発言を異例の訂正 英語で正式コメント「意図とは違う意味で報道されていると気付いた」
日本バスケットボール協会(JBA)は22日、トム・ホーバス監督が今月語った八村塁(レイカーズ)の日本代表チーム参加に関する発言の「補足コメント」を発表した。英語、日本語でコメントが発表されたが、公式サイトでは「日本語訳は参照用として記載されているものであり、今回のコメントについては英語版を正式なものとさせていただきます」と、英語が正式なコメントであるとしている。
男子日本代表をパリ五輪出場に導く
日本バスケットボール協会(JBA)は22日、トム・ホーバス監督が今月語った八村塁(レイカーズ)の日本代表チーム参加に関する発言の「補足コメント」を発表した。英語、日本語でコメントが発表されたが、公式サイトでは「日本語訳は参照用として記載されているものであり、今回のコメントについては英語版を正式なものとさせていただきます」と、英語が正式なコメントであるとしている。
男子代表を率いるホーバス監督は、今月まで沖縄などで開催されたワールドカップ(W杯)で、日本を自力では48年ぶりとなる五輪出場に導いた。9月3日、沖縄での会見でW杯を欠場した八村塁に関してもコメントしていたが、JBAは22日になって「八村塁選手の代表参加に関するトム・ホーバスHCの補足コメント発信について」との題でホーバス監督のコメントを発表した。
発表では「会見当日の発言がホーバスHCの母国語ではない日本語での発言・対応だったことにより、ホーバスHCが本意とする内容とは若干内容が異なる形で広まってしまったことから、あらためてその内容・真意についてご説明をさせていただくことを目的とするものです」と説明されている。
ホーバス監督は英語でコメントを発表。【参照用】として記された日本語の中で「私は、9月3日の記者会見での八村塁選手に関する私の発言が、私の意図とは違う意味でメディアによって報道されていることに気づきました。また日本語の表現も少し違っていた部分があり、誤解のないように英語で訂正した方がいいと思いました」としている。
【参照用】とされている日本語の全文は以下の通り。
◇ ◇ ◇
こんにちは、アカツキジャパンを応援してくれているみなさん。私は、9月3日の記者会見での八村塁選手に関する私の発言が、私の意図とは違う意味でメディアによって報道されていることに気づきました。また日本語の表現も少し違っていた部分があり、誤解のないように英語で訂正した方がいいと思いました。
私が日本語で、もし代表チームでプレーしたい場合は「彼が私たちに電話するべきだ」と言ったことは、八村選手の日本代表での将来について混乱を招いてしまいました。実際のところ、日本バスケットボール協会(JBA)は八村選手や彼のマネジメントチームと定期的に連絡を取り合っていますし、彼はいつでもチームジャパンでプレーする権利を持っています。彼のこの 10 年間に渡る日本代表への貢献は、チームジャパンの成長には不可欠なものでした。
また八村選手はワールドカップ大会期間中、日本代表のチームメイトをとてもサポートしてくれました。NBAのシーズン中においても八村選手、そして彼のマネジメントチームと、2024年のパリオリンピックでのプレーについて話しを続けていくことにしています。
沖縄でのワールドカップでは、代表チームは大きな成果をあげることができました。2024年パリ大会は、私たちが、バスケットボール界でさらに大きな一歩を踏み出すチャンスです。それを成し遂げるためには、私たち全員の力が必要です。日本一丸、たくさんのサポートとご協力、本当にありがとうございます。