レアル・マドリード戦で活躍

　海外サッカー、スペイン1部リーガ・エスパニョーラは17日（日本時間18日）にリーグ第5節が行われ、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は名門レアル・マドリード戦にスタメン出場。先制ゴールを演出するなど前半から存在感を見せつけた。チームは1-2で敗れたが、相手のカルロ・アンチェロッティ監督は「クボは良いプレーをして非常に危険だった」と評したという。海外メディアが伝えている。

　前半5分、久保は右サイドでボールを受けると左足でゴール前へ。相手DFの間を通す絶妙なパスが通り、バレネチェアの先制ゴールを演出した。さらに11分にはエリア外から左足で強烈なミドル。相手ゴールに突き刺さる鮮やかなゴラッソかと思われたが、オフサイドで幻となった。終了間際にはMFオーレリアン・チュアメニの股を抜いて突破を図り、ファウルを受けてイエローカードを誘発した。

　試合は後半、レアル・マドリードが逆転。それでも久保は対峙した相手DFのフラン・ガルシアからもイエローカードを誘発するなど存在感を示した。米スポーツメディア「SBネーション」のレアル・マドリード専門コミュニティサイト「マネージング・マドリード」は、ユアン・マクティアー記者の記事を掲載。アンチェロッティ監督のコメントを伝えている。

「クボは良いプレーをして非常に危険だった」と評価した同監督。対峙したガルシアについて「フランはそれでも前半に何度か前に出ることができ、後半には2つの素晴らしいアシストを提供した。そのおかげで私たちは勝てた」と称えたが、記事では「ガルシアのパフォーマンスについて言及する際、アンチェロッティは彼がクボに対処するという難しいタスクを課されていたことを指摘した」と記され、久保が脅威であり続けたことを伝えていた。