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過酷減量を乗り越えた世界王者・寺地拳四朗 計量パス後は「お弁当」で回復「ウナギです!」

ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が17日、18日に東京・有明アリーナで行われるWBA4位&WBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)との防衛戦(Amazon プライム・ビデオで生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。寺地は48.6キロ、ブドラーは48.8キロでともに一発パス。寺地が勝てばWBAは2度目、WBCは3度目の防衛となる。計量後はウナギ弁当でリカバリーした。戦績は31歳の寺地が21勝(13KO)1敗、35歳のブドラーが35勝(11KO)4敗。

計量に臨み、両腕で力こぶを作る寺地拳四朗【写真:浜田洋平】
計量に臨み、両腕で力こぶを作る寺地拳四朗【写真:浜田洋平】

前日計量

 ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が17日、18日に東京・有明アリーナで行われるWBA4位&WBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)との防衛戦(Amazon プライム・ビデオで生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。寺地は48.6キロ、ブドラーは48.8キロでともに一発パス。寺地が勝てばWBAは2度目、WBCは3度目の防衛となる。計量後はウナギ弁当でリカバリーした。戦績は31歳の寺地が21勝(13KO)1敗、35歳のブドラーが35勝(11KO)4敗。


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 過酷な減量も鮮やか終えてみせた。寺地は0.3キロアンダーで余裕の一発パス。両腕で力こぶをつくってアピールした。ブドラーとのフェイスオフでにらみ合い。終盤は両者とも表情を崩し、笑顔で握手を交わした。16日の初対面でも笑って握手。この日も友好ムードで互いに敬意を払った。

 計量後は「作ってきたお弁当」で回復。白米、たくあんなどの漬物の画像をX(旧ツイッター)にアップし、「しみるー」とつづった。会場を去る際には、おかずはウナギかアナゴのどちらだったのか問われ、「ウナギです!」と笑顔。階級最強の呼び声高い統一王者が万全の態勢を整えた。

 寺地は4月の前戦はアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回TKO勝ち。試合2週間前に急きょ対戦相手が変更されたが、WBAは初、WBCは2度目の防衛に成功した。しかし、試合後半に打ち込まれ、ヒヤリとさせられる場面も。セコンドの喝に救われ、一皮むける経験をした。減量苦もあって1つ上のフライ級転向も視野に入れているが、井上尚弥に次ぐ日本人2人目の4団体統一も成し遂げたい目標だ。

 ブドラーは元WBA世界ミニマム級スーパー王者。2018年5月には田口良一からWBAスーパー&IBF世界ライトフライ級王座を3-0判定勝ちで奪い、2階級制覇を達成した。IBF王座を返上後、同年末には京口紘人に10回終了TKO負けで王座陥落。21年5月の再起戦から3連勝中だ。のらりくらりと自分のペースに引きずり込むスタイルで勝利を重ねてきた。

 セミファイナルの123ポンド契約(55.79キロ以下)8回戦に臨む東洋太平洋スーパーバンタム級8位・那須川天心(帝拳)は55.7キロ、相手のメキシコバンタム級王者ルイス・グスマンは55.4キロでパス。初防衛戦のWBO世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)王者・中谷潤人(M.T)は52.0キロ、同級6位アルヒ・コルテス(メキシコ)は51.9キロでクリアした。

(THE ANSWER編集部)

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