タイガース戦後にクラブハウスロッカーが片づけられたと一斉報道

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日（日本時間16日）、右わき腹痛のため本拠地タイガース戦に11試合連続で欠場した。チームも2-11で大敗し、9年連続で地区優勝を逃すことが決定。試合後、大谷のクラブハウスのロッカーが空になったと米記者が一斉に報道した。米メディアは今オフにフリーエージェント（FA）となる大谷が、エンゼルスでの最後の試合を終えた可能性を指摘している。

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　大敗後の本拠地エンゼルスタジアムに衝撃が走った。4日（同5日）の本拠地オリオールズ戦の打撃練習中に右わき腹を痛め、この日まで11試合連続の欠場となった大谷のロッカーが片付けられたと米記者が一斉に報道。エンゼルス側からの公式発表はないが、カリフォルニア地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス番サラ・バレンズエラ記者は「ほとんどの個人所有物は片づけられたようだ」と伝えており、何か重大な決断が下された可能性がある。

　大谷は先月、右肘の靭帯損傷が発表された。手術を受けることなども考えられる中、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「ショウヘイ・オオタニのロッカーが空に：スーパースターはエンゼルスでの最後の試合をすでにプレーしたのか？」との見出しで、エンゼルス番サム・ブラム記者の署名記事を公開。その中でブラム記者は、「オオタニのチームからの出発が怪我と関連したものであるかは定かではない」と前置きしながらも、今季の大谷は「史上最高級のシーズンを送ってきた。打席ではOPS1.066を記録しつつ、マウンドでは防御率3.14をマークしていた」と投打に大活躍したシーズンだったと振り返り、ある懸念点を記した。

「彼は今季終了後にはFAになる。もし今季復帰しなければ、オオタニがエンゼルスのユニホームを着て最後の試合をすでにプレーした可能性がある」

　今オフにFAとなる大谷を巡っては、負傷前から去就問題が過熱しており、ロッカー整理報道を受け多くの米記者やメディアが今後の動向にさらに注目している。