「この先、優勝は考えない」 9バーディー量産で首位発進した岩井明愛が辿り着いた“逆転の発想”
女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシックが15日、愛知・新南愛知CC美浜C(6534ヤード、パー72)で開幕。4月にツアー初勝利を挙げた岩井明愛(Honda)が初日に9バーディー、ボギーなしの大会コースレコードタイの63で回り、9アンダーで単独首位発進した。4月に今季ツアー初優勝を飾ってからは常に上位につけるものの、惜しくも2勝目に届かない日々。現状打破に向け“逆転の発想”を取り入れたことを明かした。3打差の2位には山下美夢有(加賀電子)ら4人がつけている。
住友生命Vitalityレディス 東海クラシックが開幕
女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシックが15日、愛知・新南愛知CC美浜C(6534ヤード、パー72)で開幕。4月にツアー初勝利を挙げた岩井明愛(Honda)が初日に9バーディー、ボギーなしの大会コースレコードタイの63で回り、9アンダーで単独首位発進した。4月に今季ツアー初優勝を飾ってからは常に上位につけるものの、惜しくも2勝目に届かない日々。現状打破に向け“逆転の発想”を取り入れたことを明かした。3打差の2位には山下美夢有(加賀電子)ら4人がつけている。
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勢いが違った。2場パー4で幸先よくバーディーを決めた明愛は、6番でも6メートルを沈めると“確変モード”に突入。9番から13番まで実に5連続バーディー。12番パー5では第2打を“直ドラ”で2オンさせて楽々バーディーとし、その他のホールも4~6メートルのパットが面白いように決まった。量産したバーディーは9つ。「これだけ入ったら楽ですよね」と振り返った。
4月のバンテリンレディスでツアー初優勝。それ以降、出場した国内17試合で2位が5回、トップ10は11回、予選落ちはわずか2試合と高値安定の成績を残してきた。しかし、“直ドラ”が話題になった5月のRKB×三井松島レディス、6月のアースモンダミン・カップ、8月のニトリレディスではプレーオフに進出するも3連敗。2勝目に手が届くところまで来ていながら勝ち切れない試合が続いた。
そうしたことで辿り着いたのは「(優勝を)考えない」という境地。「たぶんこの先、考えないと思います」と言い切った。「考えると体が思うように動かないので、自分のゴルフに集中できるように持っていきます」とメンタルコントロールに努めている。
「2勝目を勝ちたい意識が強かったので、それを止めてみよう」と思い始めたのは「先週くらいから」だという。大胆な発想の転換から生まれた好スコア。明愛はあくまで「自分のゴルフ」だけに集中するつもりだ。
(THE ANSWER編集部)