フェデラー、全仏に慎重 出場基本線も「100%ではないなら回避がベター」
19度目のGS制覇へ、出場に熟慮する理由とは? 懸念される古傷への負担
赤土でのプレーはフェデラーの古傷である膝に大きな負担がかかるため、あまりに多くの試合をこなすことは得策ではないと伝えているからだ。
とはいえ、コートでの真剣勝負をこなすことで卓越した試合勘を磨き上げてきたレジェンドは、このように語っている。
「そうなると、休養期間が長いものかもしれないとも感じるよ。芝のシーズンまで10週間あるからね。だから、5週間以内に明確な決定を下すつもりだ。きっと全仏でプレーすることになると思うけどね」
出場に前向きな姿勢も見せたフェデラー。35歳となった今、かつてのように連戦に耐え続けるよりも、ピンポイントで参戦して100%の力を出し切ることこそが、自らのテニス人生にとって有益だと考えていることは確かだ。
19度目のグランドスラム制覇がかかる全仏オープン。果たして、フェデラーの勇姿を見ることができるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer