“日本のペドロ”山本由伸に米期待 分析家が特筆したカーブの特徴「世界で最もユニークだ」
投球分析家が最大級の賛辞贈る“ヨーヨー”カーブ
そして、山本の投球を「印象的な体付きではないが、それに騙されないように。ペドロ・マルティネスのように、彼は90マイル後半の速球に加え、複数の優れた変化球の申し分ない制球、そして高等な投球感覚を持ち合わせている」と解説。さらに持ち球の1つであるカーブを絶賛している。
「ヤマモトがカーブを投げるところを見れば、なぜそのニックネームを得たのか分かる。彼はまさに“ヨーヨー”のようにリリースしているのだ! これは極めて珍しく、非常に効果的な球だ」
さらに「ヤマモトの球はこの世界で最もユニークなカーブだけにとどまらない。非常にシンプルなフォームから繰り出される速球は、99マイル(約159.3キロ)に達する」としてカーブと速球、さらに鋭く落ちるスプリットとの組み合わせを絶賛。全てのボールを正確にコントロールできると紹介している。「ストライクゾーンを攻めつつ、彼は滅多にハードコンタクトを許さない。シーズン通して2本しかホームランを打たれていない」と驚いている。
今季はソフトバンクからメッツに移籍した千賀滉大投手がすでに10勝。ナ・リーグ3位の防御率3.07と1年目から活躍しているが「ヤマモトがMLBに来て同じような、あるいはそれ以上の圧倒的な投球をしても驚かないように」とファンに訴えた。
最後に、山本の獲得に乗り出しそうなチームとして、千賀のメッツに加えヤンキース、レッドソックス、ドジャース、フィリーズ、カブスと名門チームの名を挙げた。
「彼を巡って入札合戦が繰り広げられるだろう。ヤマモトがどこに行き着くのか見るのが待ちきれないし、彼と彼のヨーヨーカーブが来季メジャーの打者を圧倒するところを見るのが楽しみだ」。果たして来季の山本は、米国のファンを沸かせることがあるのだろうか。
(THE ANSWER編集部)