45歳で進化する日本テニス界の鉄人、世界ランク自己最高位を更新 松井俊英「サービス200km出せる」
テニス界現役最年長ランカーとして知られる45歳・松井俊英(APFグループ)がダブルスで自己最高位となる世界129位を記録。遅咲きの鉄人が躍進を見せている。
ダブルスで自己最高位の世界129位に
テニス界現役最年長ランカーとして知られる45歳・松井俊英(APFグループ)がダブルスで自己最高位となる世界129位を記録。遅咲きの鉄人が躍進を見せている。
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「コロナ禍では2年間ツアーに出ることができなかった。充電期間を経て、今年は1月からパートナーの上杉選手と30大会に出場しようと誓いを立てた。今回の広州が20大会目。頑張ればまだサービスで時速200キロは出せますし、リターンはキャリアで一番いいかもしれません。ここに来てまだ伸びてますよ」
現在開催中の広州南沙国際チャレンジャー(中国、ATPチャレンジャー)に参戦中の松井は笑顔でこう語った。
今季は上杉海斗とのコンビで、先週行われた上海チャレンジャーのダブルスでベスト4進出。9月11日に更新されたATPランキングで、順位を7つ上げてダブルス世界129位となった。これまでのキャリアハイは2018年5月の130位で、45歳にして5年ぶりの自己最高ランク更新だ。
ダブルスでは3週連続ベスト4と絶好調の松井だが、今季2度のターニングポイントがあったという。
「ポルトチャレンジャーで優勝したことが大きかった。それまで松井・上杉コンビで5回決勝に進出したが、ここぞというところで勝てず。一度も優勝がなかった。6回目の決勝挑戦で初優勝した。これは大きかったですね。錦織選手が復活優勝を果たしたプエルトリコの大会で準優勝したのも大きなきっかけでした。復活を期す彼と一緒に過ごしたことは本当に刺激になった」
8月のポルトガルでのチャレンジャーズ大会でのコンビ初優勝。そして、6月のチャレンジャーズ大会で1年8か月ぶりに復帰し、優勝を果たした錦織圭と過ごしたトーナメントが、躍進の契機になったと松井は感じている。