ブライトンの月間最優秀選手賞を受賞

　9日にドイツ・ウォルフスブルクで行われた国際親善試合でドイツを4-1で撃破した日本代表。先発した三笘薫（ブライトン）は得点こそなかったが、相手に脅威を与え続けた。所属先のブライトンは同じタイミングで三笘に対し、クラブの月間最優秀選手賞の受賞を発表。ドイツ高級車との“2ショット”を公開して話題を集めたが、英紙は三笘が冷静な表情に見えた理由を考察。副賞の“からくり”を指摘している。

　ブライトンのウェアに身を包んだ三笘が体を預けたのは黒光りする車体の高級車ポルシェ。真顔でカメラ目線の1枚を公式インスタグラムに投稿したクラブは「ポルシェ・センター・ミッド・サセックス月間最優秀選手賞の受賞おめでとう」などとつづり、リーグ戦4試合で1ゴール3アシストと大暴れした8月の活躍を称えた。

　英ファンから「ポルシェもらったのか」などと驚きの声も上がったが、これには英紙「ザ・サン」米国版が「月間最優秀選手賞についてチェルシーのファンがブライトンは『カイセドの移籍金を浪費している』と冗談……しかしそこには落とし穴が」との見出しで記事を掲載した。

　本文では「ブライトンは、ミトマが1得点3アシストした後に彼に賞を与えたと発表した」「日本代表選手はポルシェのスーパーカーを前に冷静そのものだったように見えた」などと記したうえで「しかし、ブライトンのポルシェ賞にはひねりが加えられていたのだ」「月間最優秀選手賞の受賞者はその車を48時間しか運転できないからだ」と紹介している。

　同紙は「ミトマに賞を送ったポルシュ・センター・ミッドサセックは、ブライトンのパーフォーマンスカーパートナーになった後、2015-16シーズンにそのタイムリミットを設けた」と“からくり”を説明。期間限定で贈られたものの、ポルシェが実際に三笘の手に渡ったわけではないようだ。