エンゼルスで1勝5敗…加入即放出された投手の“転落”の1か月 「失敗に終わったゲームだった」
米大リーグのエンゼルスにとって、8月は転落の1か月だった。トレード期限を前に、2014年以来のプレーオフ進出を目指して選手を集めたものの、月間成績は8勝19敗。月末には、若手有望株を対価に集めたばかりの選手を、年俸総額抑制のためにウェーバーを通じて放出した。その一員だったルーカス・ジオリト投手が、この1か月を振り返っている。
ガーディアンズに移籍したジオリト、エンゼルスでの1か月を語る
米大リーグのエンゼルスにとって、8月は転落の1か月だった。トレード期限を前に、2014年以来のプレーオフ進出を目指して選手を集めたものの、月間成績は8勝19敗。月末には、若手有望株を対価に集めたばかりの選手を、年俸総額抑制のためにウェーバーを通じて放出した。その一員だったルーカス・ジオリト投手が、この1か月を振り返っている。
ガーディアンズに移籍したジオリトの言葉を、エンゼルスの地元紙「LAタイムズ」が紹介。ジオリトが強烈な記憶として語っているのは、7月27日(日本時間28日)のタイガースとのダブルヘッダーだ。第1試合は大谷翔平投手が9回を被安打1本で完封、さらに第2試合では2本塁打と、まるで漫画のような一日だった。
ジオリトはその前日にエンゼルスとホワイトソックスのトレードが成立、28日(同29日)に合流した。当時の高揚感を「彼らはデトロイトで素晴らしい試合を戦ってきたんだ。ショウヘイが完封して、その次の試合で2本の本塁打を放った。そして僕が到着した時、『よし、僕もこれに参加するぞ。クレイジーだ。僕らはこの見事な流れに乗っていくぞ』というところだった」と振り返る。
ただ、現実はそうはならなかった。ジオリトがエンゼルスでの1か月で残した成績は、6試合で1勝5敗、防御率6.89。昨年までホワイトソックスで、2年連続2桁勝利を挙げた力を発揮できなかった。
「時にそうなることもある。失敗に終わったゲームだったんだ。僕がエンゼルスにいた1か月の大部分は、そんな感じだった。僕個人としても同じようにね」。ガーディアンズに移籍しても、2試合で2敗、防御率11.70。9日(同10日)にはエンゼルス相手に先発し、7回4失点で敗戦投手となった。輝きを取り戻せる日は来るのだろうか。
(THE ANSWER編集部)