渡邊雄太、敢えて公言した「五輪行けなければ代表引退」の真意「勝てない自分が元凶になってはだめ」
バスケットボールのワールドカップ(W杯)で日本代表はアジア1位となり、パリ五輪の出場権を手にした。唯一のNBAプレーヤーとしてチームをけん引した渡邊雄太は、パリ五輪に行けなければ代表を引退すると公言。その真意をX(旧ツイッター)にて伝えた。
バスケットボールW杯で日本の五輪出場権獲得に貢献
バスケットボールのワールドカップ(W杯)で日本代表はアジア1位となり、パリ五輪の出場権を手にした。唯一のNBAプレーヤーとしてチームをけん引した渡邊雄太は、パリ五輪に行けなければ代表を引退すると公言。その真意をX(旧ツイッター)にて伝えた。
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渡邊は「暇やったらちょっと読んでください」と文面に記し、画像でメッセージを投稿。「少し長くなりますが」と前置きし、「『パリオリンピックに行けないなら代表を引退する』。あえて公言しました。今まで自分が崖っぷちに立たされた時こそ結果を出せてきたので」などと真意を伝えた。
大学2年時に初めて世界大会に参加してから、2021年の東京五輪まで「世界では一度も勝てずに10連敗という情けない結果でした」と回顧。「勝てば日本バスケは前進できる。でももしまた負けてしまったらこれから先永遠に同じことを繰り返すだけなんじゃと思い、僕が代表を退き若い世代中心のチーム作りをなるべく早くすることが長いスパンで考えたときに日本バスケにとってはベストなのではと思いました」と苦悩の思いがあったことを明かした。
「他国で世代交代を失敗した例もありますし、勝てない自分がその元凶になってしまっては絶対にだめだと」とも記した。代表引退の公言で注目を浴びることになったが、W杯では格上を相手に逆転勝ちを収めるなど3勝。アジア1位で、48年ぶりとなる自力での五輪出場権を獲得した。「あの発言でチームメイトを始め、ファンの方々も僕を引退させたくないと思ってくれたのが何より嬉しかったです。みんなに助けられてやっと世界を相手に勝つことの喜びを味わえました」と感謝を記した。
「でも予選ラウンド敗退したのも事実」とドイツ、オーストラリアに敗れたことも忘れていない。「この結果はしっかり受け止めて成長し、もっと上を常に目指していきます」と抱負を記した。「長くなりましたが最後に言わしてください。パリ行くぞーーーーーー!!!!!! 応援ありがとうございました」と締めくくった。
(THE ANSWER編集部)