五輪アスリートが実体験した生理の課題 競泳・伊藤華英さんの著書「これからの人生と生理を考える」
元競泳日本代表・伊藤華英さんが著書「これからの人生と生理を考える」(山川出版社)を4日に発売した。
親交のある元ラグビー日本代表・廣瀬俊朗さん「たくさんの学びがありました」
元競泳日本代表・伊藤華英さんが著書「これからの人生と生理を考える」(山川出版社)を4日に発売した。
伊藤さんは現役時代、2008年北京、2012年ロンドンの五輪2大会に出場。引退後はマットピラティスコーチをはじめ執筆活動や全国各地での講演会やセミナーを行う傍ら、自身が月経と五輪が重なった経験から女性アスリート特有のコンディショニング問題についても発信してきた。
著書「これからの人生と生理を考える」では、伊藤さんの五輪での経験や多くの学び・対話を通じて見えてきた生理とその課題について医学的知識を伝えるとともに、自らの人生にオーナーシップをもって過ごすためのヒントを伝えていく。
今、スポーツだけでなく学業や仕事でも、日々のパフォーマンスを高めるためのコンディショニングの一つとして生理が大切なキーワードに。子どもの時に遊ぶ機会がなかったために知らなかった、家庭や学校でどう教えたらいいかわからない、職場の仲間の悩みにどう寄り添えばいいかわからない……そんな大人たちにとっても学び直せる内容となっている。
伊藤さんと親交のある元ラグビー日本代表・廣瀬俊朗さんは「これまであまり知られてこなかった生理についてアスリートの実体験とアカデミックな観点から語る。女性と関わる一人の男として、娘を持つ父親として、社会をより良くしたいと思っている人間として、たくさんの学びがありました」とコメントしている。
(THE ANSWER編集部)