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タイ人王者を引っ張り出した亀田興行 団体内統一へ、重岡優大「どちらも逃げも隠れもできない」

元世界3階級制覇王者・亀田興毅【写真:浜田洋平】
元世界3階級制覇王者・亀田興毅【写真:浜田洋平】

亀田氏が珍パフォーマンス「今回は幕の内弁当」

 一方、弟・銀次朗は1月にIBF王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に世界初挑戦したが、3回に偶然のバッティングで王者が負傷し、試合続行不可能で無効試合に。ルール上では4回終了までいけば銀次朗の負傷判定勝ちだったが、3回だったため決着つかず。劣性に立たされた王者が実力差を知った後、故意に負傷を狙う作戦に出たことが疑われるなど物議を呼んだ。

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 4月16日に再戦を目指したが、バラダレスが左鼓膜負傷を訴えて実現せず、銀次朗は別の選手との暫定王座決定戦に勝利。同日同階級では世界初の兄弟世界王者誕生の快挙だった。銀次朗とバラダレスは8月11日に団体内王座統一戦を行う予定だったが、銀次朗が調整期間に負傷。因縁の再戦は延期となっていた。バラダレスは今回が銀次朗戦以来の試合となる。

 今回の興行は、元世界3階級制覇王者・亀田興毅ファウンダーがプロモートする「3150FIGHT vol.7 ~拳闘士はゲンコツで語る~」として開催。亀田3兄弟の三男で元世界2階級制覇王者・和毅(TMK)もフェザー級転向初戦として参戦する。興毅氏は会見で幕の内弁当を取り出し、「今回の興行は幕の内弁当。いろんなものが詰まっている。3150FIGHTの王道の本物のカードを提供していきたい」と珍パフォーマンスを繰り出した。

「次は正規王者と2人そろって団体内の統一戦をなんとしてもやると決めていた。ここは引いたらあかんなと。試合に向けてボクサーがみんな頑張って戦っている。こっちもプロモーターとして戦っている。引けぬ戦いだった。ひたすら前に突き進むのみです」

(THE ANSWER編集部)


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