強豪高を退学し豪州のNBAアカデミーで活動中

　日本バスケットボール協会は5日、23日から中国・杭州で開かれるアジア大会に参加する男女日本代表を発表した。沖縄で行われたワールドカップ（W杯）で3勝し、パリ五輪の出場権を獲得して意気上がる男子代表では、唯一の10代としてNBAグローバルアカデミーに所属する川島悠翔がメンバー入り。これにファンからは「間違いなく日本の未来」などと期待の声が集まっている。

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　群馬県出身の川島は、身長2メートル、体重93キロというサイズを誇る18歳のPF（パワーフォワード）。福岡大大濠高へ進んだものの、2年を終えた今年3月末で退学し、豪州にあるNBAグローバルアカデミーに進んだ。

　飛び級を続けてきた逸材だ。高校1年生だった2021-22シーズンに、U-19日本代表に招集されワールドカップに出場。同年、福岡大大濠高ではウインターカップ優勝も果たしている。2022-23シーズンにはU-16アジア選手権で準優勝。得点ランキング1位に輝きオールスターチームに選出、MVPまで受賞した。U-17ワールドカップでは得点ランキング2位、U-18アジア選手権でもオールスターチームに選ばれた。

　活動の場を海外に移した今季も、6～7月にハンガリーで行われたU-19ワールドカップに参加。日本代表チームでは2位となる1試合当たり13.4得点を記録している。

　アジア大会代表を伝える日本代表の公式X（旧ツイッター）には、ファンからの期待の声が殺到。「川島君もいる！期待！」「日本バスケの未来は明るい」との声が上がっている。

　また、沖縄で行われたW杯でプレーした選手からは、川真田紘也（滋賀レイクス）が唯一選出された。