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バスケW杯で「相手の肘打ちで腎臓を失う」 セルビア25歳の悲劇を米報道、手術も合併症を発症

日本が悲願のパリ五輪出場権を掴んだバスケットボールのワールドカップ(W杯)。他国のチームに悲劇が起こっていた。8月30日にフィリピン・マニラで行われた1次ラウンドのセルビア―南スーダン戦。セルビアのボリシャ・シマニッチに相手選手の肘が入り、途中交代を強いられた。その日のうちに病院で手術を受けるも合併症を発症。9月3日に2度目の手術を受け、片方の腎臓を摘出したと米メディアが伝えている。

南スーダン戦に出場したセルビアのボリサ・シマニッチ【写真:Getty Images】
南スーダン戦に出場したセルビアのボリサ・シマニッチ【写真:Getty Images】

セルビア代表のシマニッチが南スーダン戦で肘打ちを受ける

 日本が悲願のパリ五輪出場権を掴んだバスケットボールのワールドカップ(W杯)。他国のチームに悲劇が起こっていた。8月30日にフィリピン・マニラで行われた1次ラウンドのセルビア―南スーダン戦。セルビアのボリシャ・シマニッチに相手選手の肘が入り、途中交代を強いられた。その日のうちに病院で手術を受けるも合併症を発症。9月3日に2度目の手術を受け、片方の腎臓を摘出したと米メディアが伝えている。


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 準々決勝に進出したセルビアに激震が走った。115-83で快勝した南スーダン戦の最終第4クォーター(Q)残り2分弱。リング下でヌニ・オモトのガードに入ったシマニッチの腹部にオモトの肘が入った。シマニッチは身を屈めて悶絶。残り1分31秒で交代した。

 悲劇はそこで終わらなかった。米スポーツ専門局「ESPN」が「セルビアの選手がFIBAワールドカップで肘打ちを受けて腎臓を失う」と題して詳報。シマニッチはその日の内に病院に運ばれ、緊急手術を受けたという。しかし、シマニッチは合併症を発症。セルビアのコーチいわく、「一致する血液型を見つけるのに問題があった」としている。

 セルビア代表のチームドクターの声明によると、3日にシマニッチは2度目の手術を受け、片方の腎臓を摘出。しばらくの間、マニラの病院に入院することが見込まれている。25歳のシマニッチは、2022年にはNBAジャズのサマーリーグチームに参加。セルビアとスペインのプロチームでプレーしてきた。

 セルビアは5日、リトアニアとの準々決勝を迎える。ここ2試合、セルビアのベンチにはシマニッチの背番号28のユニホームが置かれていた。

(THE ANSWER編集部)

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