中国専門家の「私たちが最大の笑いもの」という言葉に同調する声が…

　バスケットボール男子日本代表はワールドカップ（W杯）で3勝し、自力で2024年パリ五輪出場権を獲得した。一方で、ライバルと見られた中国は今大会通算1勝4敗。五輪出場権どころか、アジア勢6チームの中でも4位に終わった。中国のファンからは、日本への賛辞とともに自国に対する嘆きの声が上がっている。

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　この大会、日本は初の大会3勝を挙げて19位。一方の中国は29位に終わり、順位決定ラウンドでは同じアジアのフィリピンにも敗れた。中国のNBA専門家である王健氏は、中国版SNS「ウェイボー」に「本心を言うなら、日本のファンが本当にうらやましい」と記した。

　続けて「抽選でグループ分けが決まったとき、私たちは彼ら（日本）を笑った。八村塁がワールドカップに出場しないことが確定したときも、私たちは彼らを笑った。渡邊雄太がパリ五輪の出場権が得られなければナショナルチームをやめると言ったとき、私たちは、平均身長がW杯で一番低いのにと彼らを笑った」とファンもメディアも日本を軽視していたと告白。「そして最終的に、誰からも不利だとみられていた彼らが奇跡を起こし、私たちは最大の笑いものになった」と続けた。

　この投稿に中国ファンからは、日本の進歩に驚き、中国の現状を憂えるコメントが多数集まっている。

「日本の選手のプレーには熱意、信念があって、決して屈しない。我々の選手は気持ちが萎えている。勝利への強い気持ちが欠けている」
「あの人たちは誰かを笑ったことなどない。足りないところがあると分かれば、それを補おうとする。中国は毎日毎日、あっちを笑い、こっちを笑い、結局最後には自分を笑う」
「日本はきっと、何十年も中国をうらやましく思ってきたはずだ。中国の選手にはこの惨敗をしっかり記憶にとどめて、しっかり訓練に励んでほしい」
「羨ましがっているより、まずは自分を高めることだ」
「私たちはスポーツでもコネが大切。小さいところから大きいところまでどこでもそうだ。個人の技がどれだけ優れているかは二の次。だから負けても当然だ」

　中国代表が好成績を残せなかった裏には、相応の理由があるという声が続いた。