「我々は日本を笑った。最後は我々が最大の笑いものに」 中国バスケ専門家、W杯惨敗を悲観
バスケットボール男子日本代表は2日、沖縄で行われているワールドカップ(W杯)の順位決定戦でカーボベルデを80-71で下し、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。この大会でアジア1位に輝いた日本に対し、ライバルと目された中国は通算1勝4敗。最後はフィリピンにも敗れ、アジア勢では6チーム中4位に終わった。中国の専門家は「日本のファンが本当にうらやましい」「私たちは最大の笑いものになった」などと嘆いている。
バスケットボールW杯
バスケットボール男子日本代表は2日、沖縄で行われているワールドカップ(W杯)の順位決定戦でカーボベルデを80-71で下し、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。この大会でアジア1位に輝いた日本に対し、ライバルと目された中国は通算1勝4敗。最後はフィリピンにも敗れ、アジア勢では6チーム中4位に終わった。中国の専門家は「日本のファンが本当にうらやましい」「私たちは最大の笑いものになった」などと嘆いている。
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3勝2敗で全体19位となった日本に対し、中国は全体29位に。最終戦ではフィリピンを相手に75-96で敗れ、五輪切符どころかアジア勢4位に終わった。中国のNBA専門家である王健氏は、中国版SNS「ウェイボー」に「本心を言うなら、日本のファンが本当にうらやましい」と記した。
日本は1次ラウンドでドイツ、フィンランド、オーストラリアと格上ぞろいのグループに。世界ランク27位の中国は同6位のセルビア、同20位のプエルトリコが同組だったが、同62位の南スーダンもいた。しかし、日本がフィンランドを破ったのに対し、中国は3戦全敗。順位決定ラウンドでは同41位のアンゴラを下したものの、最後は40位フィリピンに敗戦した。
王健氏は「抽選でグループ分けが決まったとき、私たちは彼ら(日本)を笑った。八村塁がワールドカップに出場しないことが確定したときも、私たちは彼らを笑った。渡邊雄太がパリ五輪の出場権が得られなければナショナルチームをやめると言ったとき、私たちは、平均身長がW杯で一番低いのにと彼らを笑った」と日本を下に見ていたことを指摘し「そして最終的に、誰からも不利だとみられていた彼らが奇跡を起こし、私たちは最大の笑いものになった」と、最後は中国が惨敗したことを表現した。
中国チームを悲観的に見ている王健氏は「もし客観的原因を探すだけだとしたら、もし日本はただ運がよかっただけだと考えるのだとしたら、その運気が中国男子バスケットボールチームを訪れることはおそらく永遠にないだろう。(中国が)惨憺たる挫折を経験したことは必ずしも悪いことではない。ただ、W杯が終わった後、すべてがまたもとに戻ってしまうのではないかとそれだけが心配だ」と嘆いた。
(THE ANSWER編集部)