エンゼルス、5選手放出でも贅沢税の基準「僅かにオーバー」 米記者指摘に呆れる声「お笑いだ」
米大リーグのエンゼルスは8月末、ルーカス・ジオリト投手やハンター・レンフロー外野手をウェーバーにかけ、チーム再編成へ動き出した。ただ、その大きな目的とされた総年俸の圧縮を果たせていないという指摘が、米記者から出ている。
主力放出後も総年俸は贅沢税の基準を上回っていると米記者
米大リーグのエンゼルスは8月末、ルーカス・ジオリト投手やハンター・レンフロー外野手をウェーバーにかけ、チーム再編成へ動き出した。ただ、その大きな目的とされた総年俸の圧縮を果たせていないという指摘が、米記者から出ている。
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カリフォルニア州の地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー氏は自身のX(旧ツイッター)で「エンゼルスはわずかに贅沢税の基準をオーバーしているということだ。エンゼルスが2023年として支払う額は小さいが、2024年にオーバーすると20%ではなく、30%支払うことになる」とつぶやいた。
エンゼルスは8月頭のトレード期限の時点では、プレーオフ進出を目指して選手を集める方向に舵を切った。若手有望株を放出し、ジオリトやレイナルド・ロペス投手、ドミニク・リオン投手を獲得した。ただ8月の成績は8勝19敗という無残なもので、獲得したばかりの選手までウェーバーを通じて放出。ジオリトとロペス、元ソフトバンクのマット・ムーア投手はガーディアンズへ、レンフローはレッズへ、リオンはマリナーズへ移った。
この動きは、チーム総年俸を削減し、いわゆる“贅沢税”を逃れるためだという見方が多かった。そして基準以下への圧縮を果たせていないとなると、大谷翔平投手がFAで流出した際に補償として得られるドラフト指名権が、4巡目以降に後退してしまう。ファンからは嘆きのコメントが集まった。
「さらに酷いニュースだ」
「お笑いだね。チームを売ってくれ」
「最悪の事態だよ」
「そしたらレンドンを切るべき」
「夢も希望もない」
さらには「とにかくオオタニをウェーバー公示しろ。彼を解放するんだ」という過激なものも。来季に向かって歩み始めたチームはどこに向かうのだろうか。
(THE ANSWER編集部)