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会場は40度超も… 暑すぎる全米OPに米メディアも提言「全豪の対策をモデル化すべき」

テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンは27日に開幕したが、選手と観客を襲う猛暑が物議を醸している。熱中症による棄権が相次ぎ、急きょ試合中に休憩を設ける大会史上初の「酷暑ルール」が採用される事態に。しかし、抜本的な問題解決に向け、米メディアも「全豪オープンの酷暑対策を全米オープンでもモデル化すべき」と提言している。

全米オープンでは熱中症によって棄権が相次ぐ事態が起きている【写真:Getty Images】
全米オープンでは熱中症によって棄権が相次ぐ事態が起きている【写真:Getty Images】

熱中症による棄権相次ぐ、急きょ「酷暑ルール」が採用される事態に

 テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンは27日に開幕したが、選手と観客を襲う猛暑が物議を醸している。熱中症による棄権が相次ぎ、急きょ試合中に休憩を設ける大会史上初の「酷暑ルール」が採用される事態に。しかし、抜本的な問題解決に向け、米メディアも「全豪オープンの酷暑対策を全米オープンでもモデル化すべき」と提言している。

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「全米オープンでUSTA(全米テニス協会)に猛暑に対する対策が求められる」と見出しを打って特集したのは、スポーツ専門局「ESPN」だった。記事では「全米テニス協会は猛暑によって選手とファンの両方の経験を台無しにする恐れがあるため、全米オープンでの早い段階での対応が求められている」と言及。その上で対策を提言している。

「単純に全豪オープンで既に適用されているエクストリーム・ヒート・ポリシー(酷暑対策)を全米オープンでもモデル化をすることだ」と記し、南半球では夏にあたる1月の全豪オープンを手本にすべきとしている。

 記事では28日の午後のニューヨークの気温は38度に上り、会場内は41度に達したことをことを紹介。「全豪オープンで適用されている策が解決策と考えられる」とし、その例として最高気温と湿度が規定を超えると試合中断したり、屋根付きの会場では屋根を締めた上で空調も使用されたりする対策を挙げている。

「ヒート・ポリシーは厳しい暑さと湿度によって引き起こされる問題に対する確かな解決策ではない。しかし、何も対策がないよりは良いと思われる」と改善を願っていた。すでに試合中に休憩を設ける大会史上初の「酷暑ルール」が採用されているが、何よりも重要なのは選手と観客の安全。暑すぎる大会は現地でも大きな問題になっている。

(THE ANSWER編集部)


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