錦織はなぜ最強バックハンドを打てる? 米専門サイト解説、鍵は「ねじれ」
錦織の強烈なスピン「ボールに毎分2000回転以上かけることができる」
錦織は左腕が体の後方まで回り込むため、前腕がやや上を向き、ラケット先端は下を向く。前方へのスイングが始まると、両腕とラケットが急激に上向きに回り、ボールに触れる時に持ち上げることを大幅に増加されることを紹介し、「これはフォアハンドでのワイパースイングのフィニッシュと同等なバックハンドだ」と述べている。
また、下に向いたラケット先端は、接触時にさらなる加速を生むことを可能にするといい、「ニシコリはボールに毎分2000回転以上かけることができる」と説明されている。
4月のマイアミ・オープンではベスト8で敗れ、世界ランキングを3つ落として7位となった錦織。それでも、こうして技術を詳細に分析されるのは一流選手の裏返しでもある。
今後は24日開幕のバルセロナ・オープン(スペイン)に出場予定の錦織。5月の次なるメジャー大会・全仏オープンへ向け、バックハンドは威力を発揮するか。その高い技術力もまた、注目の一つだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer