藤浪晋太郎の“正直さ”を米メディアが称賛 寛大判定で試合終了、捕手とのやり取りが「和ませる」
米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手がマウンドで見せた“正直さ”が、米国で賛辞を送られている。メディアが「フジナミの正直さは称賛しなければいけない」という記事を掲載。ストライクと判断された投球が実はゾーンを外れていたのではないかと捕手に問いかける姿も「和ませるものだった」と好意的に伝えられている。
「寛大な判定」で試合を終わらせた藤浪が見せた反応が話題に
米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手がマウンドで見せた“正直さ”が、米国で賛辞を送られている。メディアが「フジナミの正直さは称賛しなければいけない」という記事を掲載。ストライクと判断された投球が実はゾーンを外れていたのではないかと捕手に問いかける姿も「和ませるものだった」と好意的に伝えられている。
28日(日本時間29日)のホワイトソックス戦、9点リードの9回に登板した藤浪は3者凡退で試合を終わらせた。注目されているのは、最後の打者となったトレイス・トンプソンとの対戦だ。2ストライクと追い込んでからの3球目、バッテリーが選んだのは右打者の外角低めへのスイーパー。見逃し三振で試合を終わらせている。
ただ終了直後の藤浪は、マウンドに寄ってきたアドリー・ラッチマン捕手の前に指で「これくらい?」というポーズをとりながら、ストライクゾーンを外れていたのか聞いているように見える。この場面を米紙「USAトゥデー」のスポーツとエンタメ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」は「オリオールズの救援投手シンタロウ・フジナミの正直さは称賛しなければいけない」と伝えている。
記事は「彼は寛大な判定で試合に勝ったことを分かっていた」とし「フジナミがアドリー・ラッチマンにストライクだったか聞くには十分なほど外へ外れていた」と続けた。ラッチマンへの問いかけも「その後のやり取りは和ませるものだった」と好意的。アスレチックスからの移籍後、リリーフで好投を見せている右腕への注目も高まっている。
(THE ANSWER編集部)