エンゼルスは「もはや勝つ気がないと宣言」 6選手放出報道で大谷翔平への影響は「節約術をどう見るか」
米大リーグ・エンゼルスが29日(日本時間30日)、獲得したばかりのルーカス・ジオリト投手やランダル・グリチック外野手をはじめとしたベテラン6選手をウェーバーにかけたと、米全国紙「USAトゥデー」などの複数メディアが報じた。他球団から獲得の申し出があれば、交換要員なしで移籍することになるものの、同紙はこの動きを「不可解」と言及。今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷翔平投手への影響を「時間が経てば分かることだ」としている。
獲得したばかりのジオリト、グリチックらを放出のためウェーバーにかけたと報道
米大リーグ・エンゼルスが29日(日本時間30日)、獲得したばかりのルーカス・ジオリト投手やランダル・グリチック外野手をはじめとしたベテラン6選手をウェーバーにかけたと、米全国紙「USAトゥデー」などの複数メディアが報じた。他球団から獲得の申し出があれば、交換要員なしで移籍することになるものの、同紙はこの動きを「不可解」と言及。今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷翔平投手への影響を「時間が経てば分かることだ」としている。
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エンゼルスは1日(同2日)のトレード期限の時点では、2014年以来のプレーオフ進出を目指して選手を集める“買い手”に回った。ただその後、29日(同30日)のフィリーズ戦まで8月の勝敗は7勝19敗という無残なものとなった。そして、ハンター・レンフロー外野手やマット・ムーア投手、レイナルド・ロペス投手、ドミニク・レオン投手の計6選手をウェーバーにかけたのだという。年俸総額を削減し、いわゆる“ぜいたく税”の適用を逃れるのが目的ではないかとされている。
「エンゼルスがオールインから終戦へ 不可解にも6人のベテラン選手をウェーバー公示」と題した「USAトゥデー」の記事では「彼らは水曜日に白旗を揚げただけでなく、その白旗をボールに詰め込んで太平洋へと投げ込んだのだ」と、一度は買い手に回りながら、わずか1か月で“チーム解体”に至ったことを皮肉っている。
さらに問題となるのが、右肘の靭帯損傷が判明したにもかかわらず、打者として出場を続ける大谷翔平投手への影響だ。「オオタニがエンゼルスの節約術をどのように見るかは時間が立てば分かることだ」と、今オフFAへの影響を指摘する同紙は「しかし彼がプレーしているのは、もはや勝つ気がなく、争う気もないと球界に宣言した球団なのだ」と続けている。
大谷への影響は様々なケースが考えられる。記事は「節約された金が、オオタニとの契約に活用されるかもしれない」「もしくは、この節約の動きのみで、オオタニがエンゼルスに留まりたいという欲望を消し去るかもしれない」と真逆の2パターンに言及。「見てみよう」と締めくくられている。
(THE ANSWER編集部)