エンゼルスの8月は「失敗を認める形で終わる」 PO争いからの急失速…主力6選手放出報道に米記者皮肉
米大リーグのエンゼルスは29日(日本時間30日)に、ルーカス・ジオリト投手やハンター・レンフロー外野手といったベテラン6選手をウェーバーにかけたと米国の複数メディアが報じている。8月1日(同2日)のトレード期限を前に、プレーオフ進出を狙って選手を集める側に集まったエンゼルスだがその後急失速。ここにきて主力の放出に動いたことに米メディアからはさまざまな反応が上がっている。
今夏獲得したばかりのジオリトやグリチックをウェーバー公示と米報道
米大リーグのエンゼルスは29日(日本時間30日)に、ルーカス・ジオリト投手やハンター・レンフロー外野手といったベテラン6選手をウェーバーにかけたと米国の複数メディアが報じている。8月1日(同2日)のトレード期限を前に、プレーオフ進出を狙って選手を集める側に集まったエンゼルスだがその後急失速。ここにきて主力の放出に動いたことに米メディアからはさまざまな反応が上がっている。
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チームの“解体”が始まったということなのか。今回、エンゼルスがウェーバーにかけたとされるのは他に、元ソフトバンクのマット・ムーア投手や今季55登板のレイナルド・ロペス投手、ドミニク・レオン投手、ランダル・グリチック外野手。ジオリトとレオン、グリチックは今夏獲得したばかりの選手だ。
MLB公式のブレント・マグワイア記者は「これは“エンゼルスがエンゼルスらしい”瞬間トップ5に入るね」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
また米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者は、「他球団が獲得した時点でもポストシーズン出場資格がある。多くの球団がこれらの選手を活用できるだろう」と8月のうちにウェーバーにかけたのがポイントだと指摘している。さらにこの放出の目的を「その一方でエンゼルスはワイルドカード争いから大差をつけられており、彼らの契約を1か月破棄することでラグジュアリータックスの基準を下回るかもしれない」と、年俸総額を削減し、いわゆる“ぜいたく税”を課されるのを回避するためだとしている。
さらに、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は自身のXで「この8月は、9季ぶりのプレーオフ進出を目指してエンゼルスがオールインして始まった。そしてその月は、プレーオフ争いに加わることすらなく試みが失敗したことを認める形で終わる」とし、エンゼルスのあまりにあわただしい動きを皮肉っていた。
(THE ANSWER編集部)