スラムダンク人気爆発の中国紙、W杯劇勝の日本バスケを絶賛 河村は「リアル宮城リョータだ」
バスケットボールのワールドカップ(W杯)日本・フィリピン・インドネシア共催大会は29日、グループリーグ第3戦で日本がオーストラリアと激突する。27日のフィンランド戦では最大18点差をつけられる苦しい状況から98-88で逆転勝利。格上を撃破した劇的な試合は中国メディアをも驚かせた。澎湃新聞は「身長172センチがW杯で輝く。河村勇輝、スラムダンクから飛び出した宮城リョータ」との見出しで記事を掲載している。
日本はフィンランドに逆転勝利
バスケットボールのワールドカップ(W杯)日本・フィリピン・インドネシア共催大会は29日、グループリーグ第3戦で日本がオーストラリアと激突する。27日のフィンランド戦では最大18点差をつけられる苦しい状況から98-88で逆転勝利。格上を撃破した劇的な試合は中国メディアをも驚かせた。澎湃新聞は「身長172センチがW杯で輝く。河村勇輝、スラムダンクから飛び出した宮城リョータ」との見出しで記事を掲載している。
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「カメラに映る日本の女性ファンは涙を流していた。喜びの涙だ」
はじめにこう記された記事では、「アジアチーム最初の勝利をあげるのが、死の組に入った日本代表だと誰が予想できただろう」と日本の勝利に驚きを記した。W杯の勝利は実に17年ぶり。中でも驚かれているのはこの日大きく貢献した河村の躍動だった。
25得点、9アシストと躍動。特に第4クォーターが圧巻だった。76-78まで迫った残り4分40秒の場面で、3ポイントライン外の右45度から鋭いドライブで切り込み、スクープショットを放って決めると、相手のファウルを引き出し、アンドワンも獲得した。さらには相手を突き放す華麗な3ポイントシュートも披露。格上撃破に大きく貢献した。
記事では「この日、『スラムダンク』は現実のものになり、リアル『宮城リョータ』河村勇輝が事実を以て証明した。たとえ体が小さくてもバスケットボールで活躍できるということを。彼の存在によって、多くの選手は体格が小さいことを相手より劣っていることの言い訳にすることができなくなった」と中国でも映画が大人気となった「スラムダンク」の登場人物、宮城リョータに例えて絶賛している。
記事では「河村は富樫勇樹から大きな影響を受けているという。初めてNBAでプレーした日本選手・田臥勇太から、日本一の人気を誇る富樫勇樹、そしてこの河村勇輝まで、3人はいずれも170センチ前後の選手だが、日本のバスケットボール界でそれぞれの時代のアイドルである」とも紹介。「彼らはすべての人々に対し身をもって示した。体が小さくても、努力すれば、バスケットボールでも活躍することができると」と指摘していた。
(THE ANSWER編集部)