フィリーズ戦に「2番・DH」で先発

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地フィリーズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打、敬遠1つでチームは4-6で敗れた。試合開始直前、敵軍の1人が大谷に絡んだ事で話題に。米実況席にも「ショウヘイをほっといてやれよ笑」「彼も夢中なんだ」などと爆笑が生まれていた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　大谷も笑みを浮かべていた。フィリーズとの試合開始直前、打席に備えてベンチを出ていたところにフィリー・ファナティックが近寄ってきた。全身緑の毛で覆われ、舌も出せる愉快なキャラクター。四輪車に大谷を乗せようと誘っているようにも見える。大谷は首を振っているが、めげずにコミュニケーションをとっていた。

　エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の実況席でもこのシーンが話題に。実況のウェイン・ランダッゾ氏は「ショウヘイをほっといてやれよ」と大爆笑。「緑のスポンジがでてきた、あれ君の友達だよね？」と、解説のマーク・グビザ氏に投げかけた。グビザ氏は「そうだよ。彼もショウヘイに夢中なんだ、私たちと同じようにね。ユニコーンには触れられないね」と笑いが止まらなった。

　大谷は初回の第1打席で強烈な中前打を放ち、第3打席では両リーグ最多19個目の申告敬遠。試合に敗れたが、大谷の人気が分かる出来事の一つだった。