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大谷翔平の打撃継続に「断固反対」 元球団社長が即時のTJ手術を提言、FA契約に「何一つ影響ない」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘靭帯損傷が明らかになり投手として今季絶望となったが、打者としては当面プレーを続けることを球団側は公表している。しかしイチロー氏が所属していた当時のマーリンズで社長を務めていたデビッド・サムソン氏は、二刀流のスーパースターに今季の出場を取り止め、トミー・ジョン手術に即時踏み切るように提言している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

マーリンズの元CEOが大谷翔平に言及

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘靭帯損傷が明らかになり投手として今季絶望となったが、打者としては当面プレーを続けることを球団側は公表している。しかしイチロー氏が所属していた当時のマーリンズで社長を務めていたデビッド・サムソン氏は、二刀流のスーパースターに今季の出場を取り止め、トミー・ジョン手術に即時踏み切るように提言している。

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 サムソン氏は米YouTubeメディア「ルバタードショー」に出演し、2度目の右肘靭帯の故障発覚後も打者として懸命なプレーを続けている二刀流の現状に注目している。

「彼は打者としてプレーし続けたい。今ではなく、シーズン終了となる1か月後にトミー・ジョン手術の時期を遅らせたからといって何が変わるんだ。問題ないという意見もあります。しかし、私は断固反対だ。それは大問題です。トミー・ジョン手術を遅らせたその1日は、2024年シーズンにプレーできない1日になるんだ」

 サムソン氏は今季打者としてのプレーを継続することで、右肘の手術日を先延ばしにすることは、来シーズン以降の投手としてのリハビリ開始と実戦復帰を遅らせることを意味すると強調している。

 すでに球団発表通りに、チームドクター以外の医師からセカンドオピニオンを仰ぐことを勧めたサムソン氏は、ヤンキース時代の田中将大投手(現・楽天)が選んだ保存療法についても言及した。

「手術の時期はチームが決めることではないのです。それは選手です。選手にトミー・ジョンなどの手術を強いることはできません。問題は長期契約期間中に手術を選択しない選手です。保守的な路線でリハビリを進める方法です。我々はかつて、それをタナカと呼んでいました。田中は手術をせずに健康を取り戻すことを選択し、それが奏功しました。これは稀有なケースなんです」

 田中はヤンキース初年度の2014年に右肘靭帯の部分断裂と診断されたが、肘にメスを入れず、保存療法を選択。MLB7シーズンで78勝46敗と活躍したが、あくまでレアケースだとサムソン氏は主張している。

 一方、大谷は今オフにFAとなるが、今季残りシーズンを手術で全休しても、出場し続けて活躍しても不振でも、大谷がオフに手にするメガディールに「何一つ影響はないだろう」と予想。メジャー球団のフロントの評価ポイントは打者として、そして投手としての復帰時期にシフトしていると指摘したサムソン氏は、「ショウヘイ・オオタニはトミー・ジョン手術を受けることになるだろう」と分析していた。

(THE ANSWER編集部)


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