猛暑の31H戦い抜いた上田桃子、9バーディー量産で-6暫定首位浮上「暑いから7~8割で打っていたのが…」
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは25日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で2日目が行われ、前日サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りに続き、第2ラウンドが行われたが、午後6時15分、日没サスペンデッドで60人が競技を終えられなかった。前日ホールアウトできなかった上田桃子(ZOZO)は残っていた13ホールと合わせ、1日で31ホールを回るタイトな日程ながら、2日間で9つのバーディーを量産。通算6アンダーとして、吉田優利(エプソン)と並んで暫定首位に浮上した。
ニトリレディス2日目
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは25日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で2日目が行われ、前日サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りに続き、第2ラウンドが行われたが、午後6時15分、日没サスペンデッドで60人が競技を終えられなかった。前日ホールアウトできなかった上田桃子(ZOZO)は残っていた13ホールと合わせ、1日で31ホールを回るタイトな日程ながら、2日間で9つのバーディーを量産。通算6アンダーとして、吉田優利(エプソン)と並んで暫定首位に浮上した。
一気にジャンプアップした。前日、雷鳴がとどろき始めた中での第1ラウンドは5ホールのみで終了となっていた上田。この日、午前7時29分から再開されたラウンドは前半をパープレーで回り、後半は2バーディー、1ボギーで上がった。ほとんど休む間もなく、午前11時26分に第2ラウンドがスタート。気温30.7度と北海道にしてはかなりの暑さの中、インスタートの前半を5バーディー、1ボギーで回ると、後半も1つスコアを伸ばした。この日は計31ホールを回り、終わってみれば9バーディー。一気に暫定首位まで駆け上がった。
まず「かなり体力を削られました」と語った上田。「本当に死にそうでした。14時半くらいがかなりヤバかったです。結構体は元気だったんですけど、ぼーっとする感じがあったんで、ちょっと考えもんですよね」と過酷なラウンドを振り返った。自身は7月末の楽天スーパーレディースで熱中症のために途中棄権。それだけに、常に体を気遣いながらギリギリの状態でラウンドした。
それでも「今日はなるべく日陰にいて、あんまりフルショットしないというか、7~8割くらいの気持ちでずっと打ってたんです。それがよかったのかもしれないですけど」と暑いなりの戦い方に徹して結果を出した。
今季は開幕からの8試合で6度のトップ10入りと安定したゴルフを展開。だが、優勝には届かず、最近9試合は2度の棄権もあり、トップ10はゼロと不完全燃焼の試合が続いていただけに、この奮闘が上位進出への起爆剤となるか。
(THE ANSWER編集部)